blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

転機

2022-01-30 20:47:04 | 休日
本日は短めに。

オミクロン株の急拡大により、新規感染者数は過去最多を更新、の連続になってきた。
あまり重症化しないというデータもありながら、いまだに感染症2類の対応を続けているため、いよいよ社会が回らなくなってきつつある。
仕事を休まれれば、ただでさえ人手が足りない会社や現場は欠けた人員のカバーで青息吐息となる。
今までにない数になってきて、回るものも回らなくなってきている。

隔離期間の短縮や予防接種の前倒しなど付け焼き刃の対策を打ち出してみても、もはや感染は対策のはるか上を行ってしまうだろう。
感染が一足早くピークアウトしたと思われる欧州では、英国やアイルランドが事実上の行動規制撤廃に動き出した。
感染者数が世界一である米国も、再度のロックダウンは考えず予防接種の実施を徹底することで乗り切る構えである。
こういった状況は我が国のマスコミでも伝えられはするが、いざ自国の話になると「医療従事者を、高齢者を、子供達を守れ」といった感情的な論調が支配する。
「みんなで乗り越えよう」などと精神論をいくらぶったところで、果てしなく続く「お願い」にはもはやウンザリであり、国民のイライラは頂点に達しつつある。
ご理解もご協力もイヤというほどしてきたのに一向に事態が収束する気配がなく、ほぼ全員がマスクを着用という我が国の姿は他国にはどう映っているのか。

対策でさばき切れないほどに感染者数が増えてしまったのだから、抑え込みから共存へ速やかに舵を切るべきである。
感染症5類にしてしまえば、個人個人が判断して受診できることになるから、特に保健所の負担は大幅に減り自治体は薬や予防接種の費用を負担しなくてもよくなる。
これまでタダだったものが一般なら3割負担となるが、これは今までの風邪やインフルと同じだ。

対策をどうするにしても、開会中の国会の場でハッキリと方向を定め、国民に周知することがまずは必要だ。
お上には従順な日本人だから、言葉を尽くして説明すればよその国のように暴動が起きたりはしないだろう。
話し合いが満足に行われているかどうかも分からないまま対策が二転三転するから国民はウンザリするのだ。

努力や検討といった言葉ばかりが先行する今の政権にも決断の時期は迫っていると思う。
「もうやってらんない!」とみんなが思い始めるその時が、この騒動の収束に向けての転機となることであろう。

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