旭川の夜も比較的普通に過ごして、旅の3日目の始まりも2日目同様9時ちょうど発の特急列車であった。
旭川駅の写真を1枚だけ載せるが、線路の反対側は駅舎を出てすぐに公園というつくりであった。
道内第二の人口を抱える旭川市は、他の道内の都市と同様、整然とした街並みと周辺の自然がマッチした魅力的な街だった。
冬の厳しさはもちろん、内陸に位置するため夏の暑さもあり、気候の厳しさは道内の主要都市の中でも指折りではあろうが、そんな土地にも34万にものぼる人々が暮らしている。
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さて、今回の最終目的地である稚内市までは旭川市からでもざっと250km、特急でも3時間40分の道のりであった。
旭川からは宗谷本線に入り、天塩川沿いを右に左にカーブを切りながら、ただただ茫漠としか言いようのない景観の中をひたすら北へ北へと向かった。
まだ5月になったばかり、札幌市でようやく桜が開花というニュースがあった中、旭川よりも北の大地にはまだ春は訪れていなかった。
この日は雨こそないが上空は雲に覆われ、晴れていれば抜海駅付近で見えてくるであろう利尻山も見ることはできなかった。
時計は12時をはるかに回り、南稚内駅付近でようやく市街地が現れ、12時40分に終着の稚内駅に着いた。
最北のJR駅ということで、私のみならず写真を撮る人々が多くいた。
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今回の最終目的地と言っていい宗谷岬には13時20分発のバスがあるので、写真もそこそこに駅ソバをかきこみ切符を買って待った。
同じことを考えている人は当然多く、バスの座席部分は出発の時にはいっぱいになった。
バスに揺られること約50分、いよいよ日本最北端の地にたどり着いた。
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さえぎる物のない岬は当然ながら風が強く、5月になったというのに気温は4℃という信じられないような寒さであった。
稚内の市街地の予想最高気温も8℃くらいだったので、この時点で服装は大失敗、お土産屋さんに逃げ込んで「日本最北端到着証明書」など思い出の品を購入する時間のほうが長くなるという体たらくであった。
帰りのバスの関係で滞在時間は1時間もなく、未練タラタラで最後に写真を増やして再び稚内の市街地に取って返した。
この日の宿は北防波堤ドーム(北海道遺産、次回写真掲載予定)のすぐ近くにある古びたホテルであった。
ホテルなのだが部屋は和室で、テレビはなんと「地デジチューナー」を接続したアナログテレビという衝撃的なものであった。
しかし、ここまで3日間歩き疲れた身、単身のオッさんには何の不足もなかった。
とりあえず少し休んでから近くの飲食店街(仲通り)に出て、ささやかながらおいしい海の幸をいただいた。
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旅の目的もほぼ達成して、翌日は実質的に富山に向かうだけであったから、なんとなくホッとした気持ちで旅の最後の眠りについたのであった。
旭川駅の写真を1枚だけ載せるが、線路の反対側は駅舎を出てすぐに公園というつくりであった。
道内第二の人口を抱える旭川市は、他の道内の都市と同様、整然とした街並みと周辺の自然がマッチした魅力的な街だった。
冬の厳しさはもちろん、内陸に位置するため夏の暑さもあり、気候の厳しさは道内の主要都市の中でも指折りではあろうが、そんな土地にも34万にものぼる人々が暮らしている。
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さて、今回の最終目的地である稚内市までは旭川市からでもざっと250km、特急でも3時間40分の道のりであった。
旭川からは宗谷本線に入り、天塩川沿いを右に左にカーブを切りながら、ただただ茫漠としか言いようのない景観の中をひたすら北へ北へと向かった。
まだ5月になったばかり、札幌市でようやく桜が開花というニュースがあった中、旭川よりも北の大地にはまだ春は訪れていなかった。
この日は雨こそないが上空は雲に覆われ、晴れていれば抜海駅付近で見えてくるであろう利尻山も見ることはできなかった。
時計は12時をはるかに回り、南稚内駅付近でようやく市街地が現れ、12時40分に終着の稚内駅に着いた。
最北のJR駅ということで、私のみならず写真を撮る人々が多くいた。
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今回の最終目的地と言っていい宗谷岬には13時20分発のバスがあるので、写真もそこそこに駅ソバをかきこみ切符を買って待った。
同じことを考えている人は当然多く、バスの座席部分は出発の時にはいっぱいになった。
バスに揺られること約50分、いよいよ日本最北端の地にたどり着いた。
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さえぎる物のない岬は当然ながら風が強く、5月になったというのに気温は4℃という信じられないような寒さであった。
稚内の市街地の予想最高気温も8℃くらいだったので、この時点で服装は大失敗、お土産屋さんに逃げ込んで「日本最北端到着証明書」など思い出の品を購入する時間のほうが長くなるという体たらくであった。
帰りのバスの関係で滞在時間は1時間もなく、未練タラタラで最後に写真を増やして再び稚内の市街地に取って返した。
この日の宿は北防波堤ドーム(北海道遺産、次回写真掲載予定)のすぐ近くにある古びたホテルであった。
ホテルなのだが部屋は和室で、テレビはなんと「地デジチューナー」を接続したアナログテレビという衝撃的なものであった。
しかし、ここまで3日間歩き疲れた身、単身のオッさんには何の不足もなかった。
とりあえず少し休んでから近くの飲食店街(仲通り)に出て、ささやかながらおいしい海の幸をいただいた。
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旅の目的もほぼ達成して、翌日は実質的に富山に向かうだけであったから、なんとなくホッとした気持ちで旅の最後の眠りについたのであった。