越前そば ～そば粉10つなぎ粉１の「そといち」の割合～

日本海側方面に、ジャムおじさんと共に出掛けたプチ旅行を各分野に切り離し、チョコチョコと思い出す都度ご紹介していきたい。福井に来たからには思い浮かぶのは「越前そば」で、越前市の武生にあるおそば屋さん「御清水庵（おしょうずあん）」という、ジャムおじさん行き付けのお店へ。その店舗裏には「福井名水百選 御清水」の涌き水がコンコンと湧き出でて、その名水でお蕎麦を調理する人気店のようだ。





ここで戴くメニューは、越前であるからして「おろしそば/550円」が基本メニュー。ワシは「おろしとろろそば大盛り/800円」を注文したが、蕎麦のとなりには、辛味大根のおろし汁、薬味(ネギと鰹節)、そば湯と並べられている。おもむろに蕎麦におろし汁をぶっ掛け、続いて薬味もぶっ掛けて、ゾゾゾゾッと勢い良くすすると、大根の旨辛風味がダイレクトに口にはいって来た。辛味大根のピリッと辛い刺激が利いて、それを山芋とろろが全体にまろやかにしてくれる・・・・・この注文で大正解間違いなしだ。





帰りぎわに、お店の打ち手をしておられるお兄さんにお聞きしたところ、蕎麦はそば粉10に対しつなぎ粉１の外一（そといち）の割合が、蕎麦本来の歯応えがあり風味も申し分ないとのこと。おそば屋さんに最も多い二八そばよりも割合が多いとの職人の拘りだろうか？ 更に割り箸の割ったものを指して、太い方のきし麺みたいな太さから、箸先の蕎麦にしてはやや太いくらいが越前そばの太さだと続けられた。初めて聞いたとビックリしたジャムおじさんは「とろろ昆布のおにぎり/100円」も注文していたが、何故かワシにはムックに見えた。お口直しにアツアツの「きび団子」が出され、なかなかの味だったし面白い趣向で戴けた。かなり高得点のおそば屋さんだ！

お店の外観は、昔ながらの老舗のお蕎麦屋さんといった感じで風情があるが、内装もまた右を見ると老舗で、しかし左を見れば超大画面のスポーツ観戦カフェのような様相をしているのは、お客様のニーズに勝てなかったのだろう。女子Ｗカップサッカー予選を応援する「にわかファン」的な無様なおじさんの奇声が飛び交う・・・・・これだけはやめてくれ！

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今回は「CANON IXY」での撮影です。
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