逗子にあるキリスト教会の逗子第一バプテスト教会です。

牧師のつれづれ日記、地域情報、教会の様子を紹介します。

共に生きる

2023-02-08 18:10:55 | 木パト
 下記の文章は、特定非営利活動法人 木パトの「ニュースレター」に寄稿したものです。昨年5月に寄稿したもので少し前のものになりますが、木パトの活動を広く知っていただき、協力してくださる方が少しでも増えればと願って載せました。相模原市を中心に活動しています。ホームページをご覧ください。
 共に生きる  杉野省治(木パト相談室相談員)
 こんにちは、杉野省治と申します。逗子第一バプテスト教会の牧師をしています。よろしくお願いします。4年前に平塚より相模原に戻ってきました。平塚では木パトと同じ野宿者や生活困窮者,DV被害者などの支援活動をしていました。その時に何度か木パトの藤谷さんにお世話になったことがあります。そんな縁で、相模原に戻ってから2,3度、木パトから声がかかって引っ越しのお手伝いをさせていただきました。
 そして今度は3月から相談員に誘われて、皆さんと一緒に活動を始めることになりました。いまだ現役で仕事をしている上に、70を超え体力、気力、知力の衰えは隠せず、出来ることは限られますが精一杯取り組みたいと思います。
 平塚と違って。木パトは活動量や予算、人材も豊富で、大変すばらしい働きをされていると思います。特に、平塚ではなかなか手が行き届かなかったシェルターからアパートなどに転居した後のフォローがしっかりなされていることです。共に生きることの証左ですね。助け助けられ、お互いさまを大事にしたい。
 最近、シェルターから東京都に転居されたKさんの引っ越しを手伝った時、彼がつくづくシュエルターに来た日に豚汁をもらって食べ始めたら涙がこぼれて仕方がなかった、と私に話されました。本当にうれしかったと、何度もお礼を言いながら、これからしっかり自立できるように頑張りますとさわやかな顔で言われて別れました。たかが一杯の豚汁、されど心暖め、励ます一杯の豚汁。