家じゅう「どこでもドアホン」は、
外出先でもメールで訪問者の確認が出来る便利なアイテムですが、
同じくPanasonicの「ライフィニティ」でも同様な機能があります・・・
Panasonicから、
ドアホン系を強化した「どこでもドアホン」
セキュリティー系を重視した「ライフィニティー」+「玄関番」
の二種類の機種が出ています。どちらも同様な機能を持っていますが、微妙な点が違います。
どちらも、「インターホン」という基本機能はそろっています。
玄関先からインターホンを押すと、その来客の画像と音声が室内の受話器を通して会話ができるのは、同じなのですが、大きな違いをあげると・・
「どこでもドアホン」
ワイヤレス子機が最大の特徴の「どこでもドアホン」
主な特徴
○カラー動画を送れる「ワイヤレスモニター子機」がある
○ワイヤレスでFAX付電話機とリンクできる(オタックス)
「ライフィニティー」+「玄関番」
ライフィニティー+玄関番
主な特徴
○メール通知機能が充実(ネット契約「センターサーバー」が必要)
○ワイヤレス・セキュリティと連動
○ネットリモコン(外出先から家電製品の電源をオンオフ)
エコな節電モニターとしても使用可能
といったところ・・
共通機能もあります
1.インターホン系統
○インターホンの画像を携帯電話に転送できる(音声は不可)
○インターホンの来客履歴の閲覧が携帯電話からでもできる。
2.防犯カメラ系統
○センサー付カメラに反応した場合、メールで通知。
○センサー付カメラの画像を携帯電話から確認できる。
3.火災警報器
○火災警報器を連動できる
○火災時にインターホンと連動して知らせる
インターホンと火災警報器が連動できるのも最大の特徴です
4.セキュリティ系
○電子施錠ができる。
5.ネットワークカメラ
○外出先から部屋の画像を見ることができる(PC、携帯)
とりわけ、5のネットワークカメラの機能が最近注目を浴びています。
「共働きで自宅のペットの様子を知りたい」
「一人暮らしのお年寄りの様子を知りたい」
といった社会上、ライフスタイル上の問題解決としての需要が高まってきているようです。
外出時に携帯で自宅のペットの様子を観れるネットワーク・カメラ
共通機能の部分でも、微妙な差がでています。
1.インターホン系統、2.防犯カメラ系統 に関しては、ほぼ同じ機能が備わっているようです。
3.火災警報器に関しては、「ライフィニティー」のほうは、
火災時に「メール通知」してくれるところが大きな差になっています。
火災警報器の情報をメール通知してくれるのが
「ライフィニティー」の最大の特徴です
4.セキュリティに関しても「ライフィニティー」のほうは
防犯侵入の「メール通知」、遠隔解除機能などで充実しています。
5.ネットワークカメラに関しては室内カメラに関してはほぼ同じですが、
屋外機の取り付けで、「ライフィニティー」の場合は天井付近にしか付けられない点で(どこでもドアホン系は壁付可能)、どこでもドアホンのほうが設置方法でやや有利・・
ただし、どこでもドアホンの機器を「ライフィニティー」に流用可能ならば解決します。
まとめると、
「どこでもドアホン」は画像中心
「ライフィニティー」はセキュリティ・遠隔操作中心
という違いなのでしょうか・・・どちらにせよ、使う人がどういった機能を望んでいるのかで使い分けていく・・・といったところ。
実は、その差は、Panasonic内でも合併前の「松下電工系」(建材ルート)と「ナショナル電気産業系」(家電ルート)の色合いが強いようで、
「ライフィニティー」=電工系
「どこでもドアホン」=電産系
だそうです。
双方の特徴を活かしきれれば、更なるシステム開発が可能なのでしょうが・・・
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