本日は、昨日に続いて快晴。
日が差すところはとても暖かいのですが、外は風がまだ寒い1日でした。
長岡の志田材木店に、今年の春に刻み始める深沢町W邸の材料をマルユーから持ち込み、寸法を決めます。
搬入された構造材が通常の家のボリュームに比べて多いのと志田材木の社長さんも言っておられました。
これに、工場にある小屋丸太や指鴨居が加わるので、さらに多い構造材になります。
雪国の伝統構法は材料が多くなってしまうのです。
それゆえの、耐震、耐雪強度なのです。
志田材木店には4面プレーナーがあり、精度よく部材を削ってくれます。
村松のマルユー木材にて、本来の構造材の寸法に5㎜ほど大きく割って、冬の間天然乾燥してもらいました。
乾燥に伴って、材料が収縮していくのを見計らって、少し大きめに注文しておきました。
乾燥後は、狂ったり、平均に収縮していないので寸法はまちまちですが、これを部決めして精度のよい材料に仕上げます。
マルユーさんの出荷直前に強度測定もしてもらっています。
これが越後杉ブランド材・天然乾燥バージョンです。
乾燥に燃料も使わず、天然のエネルギーのみで乾燥させる自然のサイクルに沿った材料づくりです。
乾燥にて曲がりが出ていると思っていたら、意外とまっすぐだと志田材木さんの職人さんが言っておられました。
葉枯らし乾燥材なので、狂いが少ないのでしょうか?
今年は暖冬で晴れの日が多く、じっくりと冬の間、乾燥させた効果が出たのかもしれません。
通常、冬期間はなかなか乾かないものです。春にはどんどん乾燥します。
そういった意味では暖冬でよかったところもありました。
この材料を工場に運んで、墨つけをします。
4面プレーナーに材料を入れようというところです。
材料調書と照らし合わせながら作業をしていきます。
部決めされた材料がどんどん出てきます。