
浅野美容室の既存の建物を解体する時がきました。
水害に耐え、地震に耐え、そこに住む人たちを守ってきたのです。
永らく過ごしてきた家ともお別れです。
新店舗に道具や家具類を移動している最中に、店舗の壁にシミがあるのを発見しました。
水害のときは、腰まで水に浸かったので、直ぐに塞がず炎天下の中で乾燥を待って店舗の改装を行ったのですが、土壁に水分が残っていたようで家具の影の部分にカビが発生していました。
「こんな中で生活していて、よく病気にならなかった」
とお客さんが言っていました。
一度吸った水はなかなか抜けないようです。
水害に遭った場合は、この状況をふまえて、土壁を解体して塗り替えるか、乾燥をとことん待ってから行うようにしていただきたい。
今回は、堤防の移動に引っかかったことで、やむなくの建物移動で、難を逃れましたが、改装したまま使っていた場合は、それこそ健康に害を及ぼしていたかもしれません。
地震とはまた違った教訓です。
また水害当初の状況もご覧下さい。
7・13水害の状況
木炭の効果