気温27度、湿度80%の蒸し暑い日となりました。
いよいよ、梅雨も本格的になるのでしょうか?
じっとしていても、汗がにじみ出てくる季節です。
南西より暖かく湿った空気が入り込み、更に山脈を越えて空気が移動するため、フェーン現象になります。関東よりも、おそらく蒸し暑いと思います。
本町K邸の内観をご紹介します。
上の写真は、吹き抜け部分から観た廊下の様子です。
1時間耐火の準耐火木造建築物とするために、梁や柱、天井は石膏ボードだらなのですが、せめて空間としては面白くしようと言うことで、吹き抜けを設けたり、昇り天井にしたりしています。
また、坪庭付きの「町屋」という雰囲気を演出しています。
既存のRC造では取り入れられなかった自然の風を最大限に活かして、夏でも窓を開けると涼しく過ごせるそうで、エアコンも殆ど要らないとか・・
更に、ペアガラス仕様で、壁にも断熱材を入れたので、燃費も良く、窓を閉めてエアコンを入れると短時間で涼しくなるようです。
玄関を入ると、土間があり、坪庭に通じています
居間から眺めた坪庭
もともと、市街地の1階は日が入らず、涼しく過ごせる特性があり(逆に2階は暑い!)1階に居住空間を設けると快適に過ごせます。
また、「坪庭」を設けることで、明るさを適度に取り入れながら自然の風を入れることも出来ます。
庭木を植えて、緑を楽しむこともできるので、鰻の寝床の場合に取り入れたい設計手法の一つでもあります。
桧羽目板を貼った浴室
中島H邸でも桧の浴室にしていますが、ユニットバスが対応できない浴室の場合によく使う手法です。
丁度、向こう側の天井が斜めになっていますが、これは階段の部分がそのままの形となってあらわれています。
階段下の空間の有効利用を図った結果、こうなりました。浴槽は座って入るので天井高さが要らないので、階段の下でも十分高さが確保できます。
天井にはTOTOの「三乾王」を取り付け、桧を極力乾燥してもらっています。如何に水に強い桧でも、長時間濡れると腐ってくるのが現状です。
手入れのための乾燥機なのですが、冬場は浴室を暖め、洗濯物も乾かすことが出来るので一石三鳥というところでしょうか。