長い国境のトンネルを抜けると、そこは雪国だった・・
・・みたいな景観ですが、
実際は雪との闘いの場となっています。


週末は冬型の気圧配置が強まり、県内の各地で雪が降りました。
新潟市方面では地吹雪による交通機関の閉鎖、上越・柏崎方面では凍結や積雪による通行止めが相次いでいます。
中越地域、長岡も例外では無いのですが、意外と雪は積もらず、雪下ろしを行うまでは至っていないので一安心と言ったところです。
でも、今年の雪の積もり方は、例年と比べて変っているところがあります。
今年は、小雪ではあるけれども、気温は低く冷え込む傾向があります。

工場の朝の様子
一晩中降った雪を除雪することから仕事が始まります

除雪の重労働の合間に
キジの番(つがい)が散歩しているのを見つけました。

工場の前の道路は圧雪で滑り易くなっています。
工場に出勤すると、まず道路から工場へ入るまで一晩降り積もった雪によって遮断されているので、それを除雪してからの仕事になります。
また、朝のうちは道路も圧雪や凍結によって渋滞となり、現場まで行くのには大変な状態となります。東京や新潟市で同じような事になれば、大ニュースになるのでしょうが、雪国・長岡では慣れっこになってます。

凍結して路面がテカテカに光っています。
交差点ですれ違うにも大変です

雪原を走るのは清清しいようですが、
実際は圧雪で滑り易く、
ハンドルさばきに神経を集中させ、
スピードを控えめにしなければ、
事故につながります。

一瞬の日差しが神秘的です。
郊外の農道や国道は圧雪によって滑り易く、一つ間違えば大事故につながるような路面になっています。実際、道路脇に車が突っ込んでいる場面も珍しくありません。
四輪駆動モードだと燃費は悪いのですが、ハンドルを取られるよりはましです。
慣れるとドリフト走行でカーブを曲がっていることもあります。(端で見てると恐ろしいのでしょうが・・)

市街地の様子
消雪パイプが走っているところでは、
雪を融かせるので便利です。
市街地の融雪はセンサー式になっている事が多く、そういう場所は雪がセンサーに当たらないと作動しません。雪の降っている時に作動します。これは、井戸水の使用を制限することで節水し、電気料を抑える為と地盤沈下を防ぐ効果があります。
最近は、雪が降っている時と雪が降らず気温が低く冷える時と交互に来るため、いざ雪を除雪しようとすると消雪パイプから水が出なくなり、なかなか雪が融けない。
また気温が低いために、道路の雪が凍ってバリバリになってしまい、スノーダンプが差せなくなる始末です。
一昔前は、雪が落ち着くと、「暖気」になって、除雪がやりやすかったのですが、最近の雪は氷状になり、処理が大変です。
今年の冬は、小雪ではありますが、気温は低く冷え込むため、雪の処理方法にも一工夫要りそうです。
昔、こんな装置もありましたが・・
簡易融雪装置
現在では灯油が高いので燃料をペレットにするとか色んな商品が考えられます。
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