新型コロナは当初は高齢者特有の物と言う認識があっただろう。 当初は感染者の年齢も高齢者がほとんどだし、実際に重症者は70歳以上の基礎疾患を持っている人だという概念が生み出されていた。
しかし、それは妄想で、今では大学生や20代、30代の年齢の人の感染者が増加している事実を認識する必要があるだろう。
若い人は今をエンジョイしたい意識が強いのは当然だろう。 ただし、今はそんな悠長なことを言っているような場合ではないことは明白である。
逆に今は若い人の方がもっとこのウイルスに対して敏感に防御する必要がある事をしっかりと認識することで、どのような行動をすべきかを一人一人が真剣に意識することがこの先の日本を救う唯一の対策になる。
新学期を4月から通常通りに始めるのは、果たして賢明な判断だろうか? 今こそ、もっと厳粛に行動に対して個人が規律を制する姿勢が必要だろう。
この状況を深刻に受け止める事が出来なければ、今後この日本の未来がどうなるのか? 経済的な大打撃は正常な生活自体を脅かす最大の要因になるのである。
今の世界的な経済優先の社会は、全ての分野のお金が還流している。
それは人間の血液と同じように、世界全体が血液で繋がっていると同じである。
一旦、どこかの国でその血液、酸素が滞るような事態になったら、身体は間違いなく、死に向かうことになる。
今回のウイルスはその循環機能を完全に停止する勢いで蔓延続けている。
日本だけ感染者が少なくとも、それはもはや意味がないことで、世界の経済が大きく崩れることはそのまま日本の経済を直撃することを忘れてはいけない。
そうしたグローバルな視野がない若者は、こうした時期でも平気で街中を意味もなく徘徊する姿を見ると、この国の将来を期待することは難しいだろう。
年齢が若い人は将来がまだまだ豊かに存在する。 今の危機状況を通り過ぎれば、再び取り戻す時間は余すほどあるのである。 その事をもっと真剣に考える必要があるだろう。
政府はもっと真摯に国民に対する精力的な対策や支援を打ち出す必要があるし、今の状況が想定外の危機的状況だということを認識する必要がある。 この危機的状況を打開するために、あらゆる手段を行使して乗り越える意思を示すことで、国民は今以上に危機的な状態を受け止めることが出来るだろう。
これまでにはないような手腕を発揮することが出来るだろうか? 総理の意向を忖度したり、庶民的な感性が全くないような官僚主義や政治家主義の理論を重んじているような政策に終わるなら、国民の信頼は当然失うし、それ以上に、国民の汗や努力から強制的に捻出している税金で暮らす公務員としての誇りや正義は無くなる。
今こそ、正義を全うする意思が必要だろう。 それでこそ本当の国民の為の公務員となりえる。 そうでなければ、公務員という言葉はただの飾りだろう。 公務員も税金を払っていると言うが、そもそも、その税金自体が庶民から捻出している税金だ。
本当の意味の税金ではない。 税金から税金へ流れているだけの構造である。
それは一般のサラリーマンや個人事情主が払っている税金とは全く異なるものだ。
そうした意識を持たない官僚主義はこの日本の癌である。 ただただ無駄な膨大な予算を投入する政策が当たり前にまかり通り、権力がある政治家の意向を忖度するような都市計画や施設、公共事業を進めるのは、あまりにも国民の誠意を無視した判断である。 今こそ、そんなバカげた意識を捨て、本当に大切な物を推し進める正義を守る意識を持った政治家、官僚達が必要だろう。
まっ、それは期待できないだろうけどね。 この日本にはすでにそんな奇特な人材は失われているし、そうした正義を死滅させる構造を崩すことがいかに難しいのかは、森友学園の文書改ざん問題で自殺した官僚の再調査さえも見向きもしない姿勢の首相自体が牛耳るような日本は、正義はすでに死語になってしまったようである。