ひっそりと 小さな入り江
その端に 小屋が 立っていた
海は穏やかで 静かな波音
太陽の光が きらめいて
遠い街から 車で訪れた青年
小屋の戸を そっと 開けた
中には とても 小さな温泉
手を浸してくださいと 立て札が
青年は 手を浸すと
思わず 目を閉じた
すると 幼い頃の自分が 見える
若き父と母と ともに
幸せそうな笑顔
暖かに灯る 光の中で
さっきまでの 寂しさは 消えて
小屋から 出ると
日差しが まぶしく
それは たった今の
青年の 心のように
(2024年3月2日作詩)
*小さな物語
その端に 小屋が 立っていた
海は穏やかで 静かな波音
太陽の光が きらめいて
遠い街から 車で訪れた青年
小屋の戸を そっと 開けた
中には とても 小さな温泉
手を浸してくださいと 立て札が
青年は 手を浸すと
思わず 目を閉じた
すると 幼い頃の自分が 見える
若き父と母と ともに
幸せそうな笑顔
暖かに灯る 光の中で
さっきまでの 寂しさは 消えて
小屋から 出ると
日差しが まぶしく
それは たった今の
青年の 心のように
(2024年3月2日作詩)
*小さな物語
ご訪問&コメントありがとうございます。
こちらは西風が強いです。気温もわりと低いです。
入り江の温泉、気に入っていただけてよかったです。
若返りの泉、ちょっと調べたのですが、小泉八雲のお話でしょうか。
この詩では、手を浸すと、自分の幼い頃と両親が見えることにしました。
私も両親を亡くしましたが、夢にはわりとよく出てきます。
そういう時は、実際に会ったような気持ちがします。
温泉は単に体が温もるだけじゃなくて、心も温めてくれるだろうと思って
書いてみました。
孤独は誰にでもあるものですよね。
それを癒すものがあればいいなと思います。
いつもありがとうございます♨
まるで小太鼓のようなリズムを作って音立てて落ちています。
海岸の辺の温泉が湧き出る小屋、「手を浸して下さい」
何が起こるかワクワクしていたら、昔、子供の頃の情景がまぶたに浮かんで来るのですね。
この寒い時期に、あったかい温泉にたとえ手だけでも浸す、心が穏やかになりますネ。
青年の心が癒され、前向きになって帰っていく姿が目に浮かんできます。
いつも素敵な詩を有難うございます。
彼の母はそう言いました。
床にこぼれた滴がダイアモンドに変わり、大空に昇って行った。さて、その七つのダイアモンドはいったいどんな星座になったでしょう。
そんなお話だったと思います。
ご訪問&コメントありがとうございます。
融けた雪がビニールに落ちる音、とてもいい音だろうなと思いました。
私の住む街では、この冬は一度も雪が降りませんでした。
毎年少しは降るのですが。。。
今回の詩は小屋の中を自由に想像していただきたくて、あまり詳しくは
書きませんでした。
larala30さんはどんな感じに想像してくださったかな~と思っています。
ワクワクしてくださりありがとうございます。
手を浸す温泉ってあまりないかもしれませんが、この詩を書いたあとで
調べてみたら、そういうのがあるらしいです。
少し元気がなかった青年が、温泉に癒される様子を書いてみました。
場面を思い浮かべていただけてよかったです。
素敵と言っていただき、とてもうれしいです。
いつもありがとうございます♨
英語版のお話、とても素敵な内容ですね。
自分のことより人のためになることが、何より大切だということですね。
ひしゃくのお水の雫がダイヤモンドになって、空の星座に・・・。
北斗七星でしょうか。
とても美しい物語だと思いました。英語だときっとさらに美しい表現のように思いました。
貴重なお話を教えてくださりありがとうございます。
なんて浪漫溢れる詩なのでしょうか。物語の世界中に引き込まれています。こんな温泉があれば行ってみたいです。
青年の心には、どのような想い出が甦ったのでしょうか。
素敵な詩の世界にいやされました。なおとも
ご訪問&コメントありがとうございます。
浪漫あふれると言っていただき、とてもうれしいです。
今回はシンプルなので、読んでくださる方がどのように想像するかに
よって、全く違った場面になると思います。
こんな温泉があったらいいなと思いながら書きました。
青年はきっと、一番うれしかった時のことが思い浮かんだのだと思います。
誰でも小さい頃の想い出はかけがえないですよね。
両親のおもかげとともに。。。
素敵な世界と言ってくださりありがとうございます♨
さすがですね。大当たりです。
当たってよかったです。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。