「誰にでも、秘密のひとつやふたつ、持つ権利はあるわ。」
By ムーミンママ。
ムーミンが「秘密」だからしゃべれないことがある、というとパパが心配して、
そのことをママに言うのだけど、それに対してのママの答えです。
ムーミンパパが、何か隠し事をしている、とミィやムーミンにいわれたときにも、
「パパが、だまっていたい、と思うことなんだったら、聞かないでおきましょう。」
私、この「不動」さがたまらない。たまらなく、好きです。
そして、何があっても、普段と同じにお料理をして、お洗濯をして、子供たちの世話をして、
お花の手入れをして、編み物をして、お茶を入れて、おしゃべりを楽しむ。
誰に対しても常に丁寧で、決してヒステリーおこしたり、投げやりなことをしたりはしないのです。
周りの尺度がどうであろうと、常に「マイワールド」なママ。
ママ、いいな。
黒いハンドバックに縦じまのエプロン。少し小太り。(*^_^*)
(芥川の小説「年旬(・・・ とししゅん 杜子春ですって(^_^.))のクライマックスシーン。
絶対に口をきいてはいけない、と仙人に言われた杜子春が、地獄へ行き、
鬼に「これでも口をきかないか」と、馬の姿に変えられた母親を激しく打つ。それでも涙をながしながら黙っている。
そうすると、その馬(母親)が、鞭打たれながらも言う。
「・・・おまえがだまっていたい、と思うことなら、だまっておいで。」
それを聞いた杜子春は、思わず「おかあさん!」と言って駆け寄る・・・というところ。
何かちょっと・・・「ムーミンママ」と通じるものがある、と思うのは、私だけ?
話がそれましたが、
この前の授業で、「メンター」を持とう、という話をしたんだけど、
いわゆる「心の師」です。この人だったらどう考えるだろう、どうやって解決するだろう、どういう言葉を選ぶだろう、と考え、
「その人」になりきって思考する。
そういう人を意識して作っていこう、と話しました。
ムーミンママは、家事・育児において、ある意味私のメンターです。
私にないところを全部もっている。
小さいときに見ていた「ムーミン」は、「ムーミン」の視点だったけど、
今見てみると、「ママ」の視点で見ている。「ママ」が気になるのです。
今日は、勤務先の学校が郊外学習だそうで、一般講義はお休み。
ということで、私もお休みです。
普段見てみぬふり(^_^.)をしていた、こまごまとした用事を足したり、
時間のかかることに手間をかけてみたり、有意義に過ごしたいなぁ。
今後も、「どこまでムーミンママに近づけるか」をテーマに、日々過ごすことを心がけていこうと思います。
なかなか・・・難しいですけどね。(^_^.)
ではまた
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