Ａ君の「左手」。

昨日の放課後、教員室で帰り支度をしていたところ
一人の学生が「すみません、課題出したいんですけど」と、たずねてきました。
授業内に終わらなかったようで、「後で出してもいいですか」と言ってきたＡ君、
「いいですよ。」と答えましたが、「後」っていつかは言わなかったので
たぶん来週かな･･･などと思っていました。その日のうちに、持ってくるとは！＼(^o^)／
（「後で出します」と言う場合、次の授業の時というのがほとんどなので(^-^;）

その時はすぐにしまって、帰宅し、ついさっき昨日提出分の添削をしていました。
一番最後に、帰りがけに出してきたＡ君の分がありました。

それがなんとも、字がヘタ(^-^;　ヘタ、というレベルではなくて、ほとんど読めないというか、
どうしたんだろうＡ君？きみ、そんな子じゃないのに･･･
前回はしっかりした字で、Ａ評価つけて返した。
時間がなくて、なぐり書き？いやいや、おかしい、そんなことする子でもない。

思い出してみた
授業中のことを　あの子は確か窓側から３列目、ちょうど真ん中あたり。
思い出そう思い出そう、････　水色のシャツを着ていた。板書は？写してた･･･と、思う、
あれ、待って？
そうだ
思い出した
「白」が目立ったので、気になったんだ････机の上の、右手、包帯を巻いていた。

Ａ君は、右手の手首から先をぐるぐる包帯をしていた、指先はちょっと出ていたようだった。
ということは、その包帯巻いた右手でノートを押さえながら、利き手ではない「左手」で、書いていたんだ････

書きづらかっただろうに
大変だっただろうに

それでも、一生懸命書いてくれたんだ
みんなが、今日中に出してるんだから、自分も、って。
お昼休みを使ったりしたんじゃないかな。
たいしたレポートでもないんだけど、利き手ではない手で書くとなると、
やっぱり大変だと思う。私も試しに書いてみた･･･名前書くのすら大変だ(^^;
「手をケガしてるので書けません」と言いにくることもできた。
でも、それをしなかった。できる範囲で、できることをしてくれた。

･･･Ａ君、がんばってくれてありがとう.｡:･・.｡:*･*:ﾟ（♡ˆｏˆ﹡）ﾟ:*｡.｡:･・.｡:*･

もちろん「Ａ」つけましたとも！！！(^_-)-☆

こういうことがあるから、私は今の仕事が好き、
仕事も好きだし、子どもも好きです。

後期からはほとんどがオンラインになるそうです
そうすると、こういうこともなくなるのかな。
ちょっと････淋しいな。

でも、永久にオンラインということもないと思うので☆
いつの日か、できるだけ早い日に、いつも通りになりますように。

Ａ君、早くケガが治るといいね。

日々、ドラマが生まれてる°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

がんばりましょう！！！

(@^^)/~~~