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普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

「子どものしあわせ」を考える☆

2024-12-07 19:33:08 | 学校&就活
定員割れ公立高校に不合格になった生徒とその保護者が申し立てをしたというニュース
このお子さんはダウン症と知的障害がある。
普通の子と同じように、高校に進学させたいという親御さんの気持ちがあって受験した。
定員割れの場合は原則として合格になる。ただし、校長の判断で合否は決められる。
(今回のケースは校長判断で不合格となった)それが不服ということだった。
お子さんはその後、定時制に合格になったそうです。
合格したならよかった、がんばってほしい.。:・・.。:*・★

でも、ちょっと思うことは☆
高校の勉強って、結構大変だった気がする。
科学とか数学とか。モル係数とか微分積分とか。
英語は得意だったけど単語の暗記と意訳が時間かかったし
国語も論説文とか長文で、試験の問題が時間ぎりぎりになった覚えがある。
もう、はるか昔だけど・・・(笑)
そうなの、そんなに簡単なことをやってるわけじゃないと思うの。
日々の予習復習、宿題があり小テストがあり、なんだかんだでやっぱり毎日勉強してた。

前出のようなお子さんて、こういう環境についていけるんだろうか・・・
まさか、親御さんが手伝うわけにもいかないだろうし。
義務教育じゃないんだから、テストができなければ単位が出ないだろうし。
そうすると留年。どうやって、卒業するんだろう?
あの、高校の勉強をなめてもらっちゃ困ります。普通に難しいです。中学よりもはるかに。

今の職場でも同じようなことが見られる。
あきらかに、何か学習障害的な部分がある感じのお子さん
やっぱり、最終的にはテストの点数がとれずに単位が出ない。
それで、退学というパターン。担任の先生いわく、こういうお子さんて、多くの場合は
親御さんが絶対に認めない・・・「うちの子は普通です」でごり押ししてくるそうです。

一人、よかったなと思う結果になった女子学生Aさん
1年生で入ってきた時に科目担当で教えたのですが
見た目から「・・・あれ?」という、ちょっと独特な雰囲気をお持ちでした。
洋服がちぐはぐというか、例えば袖口のボタンが右は止まってるけど、
左は止まってなくて、だらんとしていてでも気にしていないとかそういう感じ。
座席は決まっていて、クラスラインで「A35」とか座る場所も通知が行ってる。
はずなのに、クラスに入ってきてからずっとうろうろしてて、
「あの・・・私の席は、どこですか」で、教えてあげると、座るんだけど、
次に何をしていいかわからない。「テキストは持ってきましたか?」と聞くと、
カバンから全部だして、「ええと、ええと・・・」と1冊ずつ「あれ、これ違う。」
「これも違う。あ、これですか」と見せてきて、「これですよ。」と指さすと
机の上に置く。授業が始まり、「それでは8ページを開いてください」というと
開けない。回りをきょろきょろして、なんとなく開いてる。
たまたま、前の方の席だったので、「8ページですよ。」と、ページを開いてあげた。
そして、ページの下に小さく数字が書いてあるところを指さして
「ページの番号はここに書いてありますよ。」と言ったら、赤鉛筆を出して
ページ番号の8に〇をつけていた。
いや、8が大事なんじゃなくてとも思ったけどやる気はあるんだなと思った。。

が、しかし☆
結果から言うと、いちいち、全部誰かが手伝ってあげないと自分からできないお子さんだった。

4月、5月、と進み、6月の中間テストでは全科目赤点(^^; それも、
60点合格のところ、59点とか55点とか「惜しかった」レベルではなく
「25点」とか「30点」とか。数学は「8点」だったそうです。
担任が保護者の方と面談を行い、聞き取りをしたところ

本当はAさんは、ダンスが好きで、ダンス系(体育系)の専門学校に行きたかった。
でも、高校の先生や親御さんが、それじゃ就職に困るだろうから、
IT系の知識や技術が身について、就職に強い専門学校に行ったほうがいいと進めて、
こちらに進学してきた。
だけど、もともと本人が希望してきたわけではないし、やりたいことでもなかった。
向き不向きでいえば 不向きであり、適正があるかないかで言えばなかった。
「好きこそものの上手なれ」という言葉通りに、好きでもないことをやらされるのは、
さぞかし本人にとって苦痛だったのではと、かわいそうになった。
プログラミンングとかC言語とか応用数学とかセキュリティネットワークとか
もう、わけわかんなかっただろうと思う。

Aさんの場合は、親御さん(お母さん)がまだ理解のある方で、
「期末テストも同じような結果だったら、学校をやめさせます。」とのことになり
期末はというと 同じような結果でした。オール赤点・・・

そんな期末テストも終わったある日、Aさんがにこにこして教員室前の相談コーナーから
出てきた。「さようなら!」と元気よく挨拶もしてくれた。
どうしたのかな、と思っていたところ、あとから担任のE先生も出てきて、
Aさんどうしたんですか?と聞いたら「・・・Aさん、退学したんです。今日は、学生証返しに来たのと、体育系の専門学校に進むことになったそうで、その報告で来てくれたんです。」
とのことでした。
「それは、よかったですね。」「ほんとです、好きなことなら、がんばってくれると思います。」
それで、あの笑顔。何にしても、Aさんにとってはいい結果だったと思いたい。

Aさん、今ごろどうしてるだろうかと思う。
人によって、できることとできないことがある。助けてくれる人がいて、それでできるならそれでよし。
でも、一人でやらなければならないことだってある。そういう時に、どうするか。
好きなことなら、一人でもやるだろう。他が止めたってやりたくなる。
そういうことがあるだけ、Aさんはしあわせだし、きっとがんばってるだろうなと心から思える。就職なんて、なんとでもなる。大切なのは、今、この時を楽しく、しあわせな気持ちで過ごせているかどうか。我慢なんてせずに。がんばれAさん.。:・・.。:*・★

☆進学先、就職先等、親の希望、願望の押し付けにならないようにしたいものです。

(@^^)/~~~
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