ハンバーガー

今でこそ、ハンバーガーは伊那市でも「マクドナルド」や「モスバーガー」で手軽に購入出来ますが、私が子供の頃はハンバーガーなんていう食べ物は、無かったですね。
小学生の頃、風邪を引いて寝込んでいると、親父が決まって「アムール」（市街地にあったパン屋）の「ハンバーグパン」を買って来てくれました。
ちょっと大き目のバターロールに、ハンバーグを挟んだ惣菜パンです。
もちろん、冷たいまま（常温）食べます。
これが楽しみでね～。
今思うと、親父もハイカラでしたよね。

中学生になると、伊那北駅前に「セブンイレブン」（伊那市の１号店）が出来ました。
ここに、ラップに包まれたハンバーガーが売られていたんですね。
レンジで温めてくれて、初めて温かいハンバーガーなる物を食べました。



中３のときですよ。
伊那北駅前に、小っちゃなゲームセンターがありました。
（テーブルゲーム機のみ設置で８畳くらいの可愛いゲーセン）
当時、インベーダーゲームが流行り始めた頃で、私も時々、塾帰りにゲームを行っていましたね～。
そのゲーセンに、ハンバーガーの自販機があったのです。
お金を入れてボタンを押すと、１分後に箱に入ったアツアツのハンバーガーが出て来ました。
（他にもトーストとか焼きそばの自販機が設置）
これが物珍しくて、当時の少年たちは、ゲーセンでの飲食もまた楽しみでありました。



高校生になると、いよいよハンバーガーショップが開店します。
「ニシザワショッパーズ・双葉店」に「ドムドムハンバーガー」が出来たのです。
多分これが伊那市初のファストフード店だと思います。
ドムドムというのは、「ダイエー」の子会社。
当時、ニシザワはダイエーと提携していたんですね～。
なので、双葉店の現在ゲームコーナーになっている場所にオープン。
田舎の少年は、ファストフード初体験でドキドキしたものです。

なぜ、「マクドナルド」伊那市１号店は「アピタ・伊那店」のテナントに入ったのか？
答えは、「ベルシャイン」がダイエー系だったからであります。
ドムドムというダイエーの子会社があるのに、ライバル会社のマクドナルドをテナントに出店させられませんからね～。
まあ、その後ベルシャインはダイエーとは一線を画しましたから、遅まきながらマクドナルドがテナントとして入りました。
しかし、現在、ベルシャイン・伊那店にもアピタ・伊那店にも、マクドナルドの店舗はありません。

今、私は５０歳です。
はっきりしたそれぞれの出店時期が不明なため、あえて年号は入れてありません。
小学生なら４０年前だな。
中学生なら３５年前だなくらいの感覚でお願いいたします。


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