御嶽海、起死回生の寄り

そろそろ、顧客宅にカレンダーを届ける季節。
私の場合、保険メーカーの６枚綴りカレンダー・予定が書ける卓上カレンダー・そして日本相撲協会の１２枚綴りカレンダー、この３種類を、顧客の好みに合わせて配布しています。
今日は、高校時代にお世話になった部活動(ソフトボール部監督)の恩師宅へご挨拶。
何を隠そう、この恩師、好角家なのですよ。
もう１０年以上、大相撲カレンダーをこの時期に持参しています。
定年退職－再雇用を経て、２年前から完全に教職から離れていらっしゃいます。
私が訪ねると、決まって「上がっていけ！」とおっしゃり、お茶を飲みながら長話が始まります。
そうそう、逆鉾が引退した平成４年秋場所千秋楽も、恩師と一緒に国技館で観戦したのでありました。



恩師が子供の頃、大好きだった力士が横綱・鏡里(後の時津風親方－立田川親方)。
現役時代は、太鼓腹で、とてもお相撲さんらしい力士だった人です。
その鏡里の立田川親方が、前述の平成４年秋場所千秋楽にエントランスホールに居たんだそうです。
恩師、憧れの人が間近に現れ、感動しまくったみたいです。
今になって、既に故人になった立田川親方に、「あのとき話しかけておけば良かった---後悔している」
とおっしゃったのが、印象深かったです。

そして、やっぱり話の中心は郷土力士・御嶽海のこと。
やっぱり、両親に可愛がられて育ったから、痛みに弱いんだよな。
負けが込むと、意気消沈してしまうから、気持ちを立て直すのが大変。
波が有り過ぎるから、このまま大関に上がれないで終わるかもな。
こういうときに、稽古不足が顕著に出るんだ---。
まあ、２人とも評論家気取りで、言いたい放題です。
約１時間、相撲談議に花が咲きました。



で、ＮＨＫの大相撲中継、「もうリアルタイムでは見ない！」なんて言っておきながら、正面解説が荒磯親方(元稀勢の里)だったため、見ちゃいました。
荒磯親方の解説、大好きです。
横綱だった方が、１人１人の力士に何と愛情こもった助言・解説をするのでしょう。
御嶽海の酷評など、まったくありませんでした。
逆に「御嶽海、こういう状況に強いですから、楽しみ---」とも。
それは、向正面の舞の海さん、アナウンサーも一緒。
「２桁勝利(１０勝)が無くなり、気が楽になった御嶽海は、何かやってくれるかも---」と期待を込めてくれました。



実際、やってくれましたね～。
９勝２敗、１差で白鵬を追っている小結・朝乃山に勝ってしまいました。
二本差して(両差し)、朝乃山に密着し、逃がしません。
朝乃山の上手まで切って、寄り切りの完勝でした。
本日、明日の御嶽海の対戦相手、大関・貴景勝も４敗目を喫していますから、これはチャンスかも。
三役残留まであと１勝。
勝ち越しまであと２勝。
初場所に繋げる成績まであと３勝です。