「全国ガンカモ調査」というものをご存じでしょうか。
環境省が主催、日本野鳥の会が協力して全国約9,000地点を5,000人規模で、ガンカモ科鳥類の観察調査(一斉カウント)を行うものです。
私も本年度から調査員(ボランティア)となりました。
横浜市内を流れる鶴見川の支流である「谷本川」が私の担当でした。
恩田川との合流地点(JR鴨居駅付近)から小田急/鶴川駅付近までの約14kmをカモの種類と数をカウントします。
谷本川と恩田川が合流して鶴見川になります。
以外にも人工物や人の営みの近くにカモ類の姿をよく見かけます。
当然、餌のある場所が一番ですが、特に”橋”や”堰”の近くには多いです。
猛禽など外敵から襲われにくい場所をカモは知っているのでしょうね。
オオバン (足の指が特徴的でいつもても面白いですね。)
セグロカモメ(成鳥)
普通は海洋で見かけるカモメですが、少数ながら青葉区くらいまで見られました。
湖や大きな池も無いのにこんな内陸まで越冬にくるんですね。
※ユリカモメも鴨居駅付近より下流域には多数いました。
地下鉄グリーンライン川和町付近
この近辺(川和町~東名高速道路、市が尾駅手前まで)はカモ類をほとんど見ることはできませんでした。
やはり、河岸工事や川底のコンクリート化、河川敷の木々伐採など人が見た目には清潔そうな環境でも、
野鳥や生物には暮らしにくい環境になってしまっているのでしょうね。
更に東急/市が尾駅方面へ北上していきます。
河岸工事が進んでいない地域に入ると、カモの姿を見かけるようになりました。
コガモ
イソシギ、カルガモ
オカヨシガモ (この近辺では希少種です。)
ヨシガモ (この近辺では希少種です。)
少し上流部になると、川との境界(川岸)に緑を残し、うまく整備されていることに気付きます。
川岸がコンクリートで固めていないため小魚や水生昆虫が生息できます。
そのため、カワセミや水辺の小鳥も集まり絶対数は少ないものの生態系が成り立っているのでしょうね。
恐らく、こんな風景を見ていると「人」も癒されるはずだと思います。
恩廻公園付近(川崎市麻生~東京都町田市・鶴川駅付近)
その他、カワセミやクイナなど色々な鳥も見ることができました。
セグロセキレイ (日本の固有種)
キセキレイ
オナガ
家族会議でもしているのでしょうか(^^)
帰宅して歩行距離を調べてみると・・・
なんと!25kmほど歩いていました。
(往復したため2倍の距離でした。)
それでも、のんびり約6時間で歩くことができます。 ぜひ来年は歩いてみませんか?一緒に調査しませんか。募集中です(^^)/
[確認した鳥]
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カイツブリ、バン、クイナ、オオバン、ユリカモメ、セグロカモメ、カルガモ、マガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、コガモ、イソシギ、カワセミ、チョウゲンボウ、ノスリ、モズ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、ツグミ、ジョウビタキ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、ウグイス、エナガ、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、キジバト、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
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