渡り鳥の宝庫、宮城県「伊豆沼」へ行ってきました。ここには天然記念物「マガン」と「オオハクチョウ」がシベリアから渡ってきます。特にマガンは、日本に渡ってくる9割がここ宮城県/伊豆沼、蕪栗沼に集中しています。
マガンの「塒(ねぐら)立ち」
夜間は沼で休息、早朝6時過ぎ、一斉に飛び立ちます。
湖面のマガン
「Izunuma.wmv」をダウンロード (← 動画です)
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数千羽のマガンが各方面へ飛び立っていきます。この光景は圧巻でした。
昼間は田畑で落ち籾など採食します。
マガンは警戒心が非常に強い鳥で、 首を伸ばしているのは警戒中です。
見張り番のマガンでしょうか
マガン とても可愛い目をしていました!念願のマガンをじっくり見ることができ満足です(^^ゞ
伊豆沼風景①
伊豆沼風景② 沼にはたくさんの蓮やレンコンが生息しており、オオハクチョウの食料になっています。
サンクチュアリセンター
サンクチュアリセンター内部 ここからも水鳥の観察ができます。
オオハクチョウ
オナガガモ
ベニマシコ 周辺のヨシ原にも小鳥がたくさんいます。
ツグミ 今期初認
ノスリ 猛禽類も多く、この日もオオタカ、ハイタカ、トビ、ハヤブサ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、チョウゲンボウを見ることができました。それから・・・
オジロワシ (シルエットだけですが木に留まっています。飛んでいるのはマガン)
蕪栗(かぶくり)沼風景
午後14時から近くの蕪栗沼へ移動。宮城県支部の探鳥会へ参加。今回はマガンの塒入り を見るのが目的です。ここ蕪栗沼では14万羽のマガンのうち、約7万羽のマガンの塒になっています。
蕪栗沼では今期初のミコアイサ、トモエガモ、タゲリと越冬シギのツルシギ、エリマキシギを見ることができました。
コハクチョウ
オオヒシクイ 蕪栗沼ではオオヒシクイが見られました。
一見、マガンと似ていますが、大きさや嘴の色や形が大きく違います。
オオヒシクイ 一日中沼にいて、マコモを食べています。倒れている黄色い草がマコモです。
蕪栗沼の夕暮れ
夕日とマガン
16時20分頃、日の入りと共にマガンの「塒入り」が始まりました。帰ってきたマガンが、我々の頭上をおよそ30分の間、飛び交っていました!
「kabukuri.wmv」をダウンロード (←塒へ帰ってきたマガンの動画です)
7万羽のマガンの塒入りを見て、我々も帰路につきました。
宮城県支部の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
[確認した鳥]
アオサギ、コサギ、ダイサギ、バン、オオバン、カイツブリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、オナガガモ、ミコアイサ、トモエガモ、カワアイサ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、オオタカ、ハイタカ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、チョウゲンボウ、オジロワシ、マガン、オオヒシクイ、コハクチョウ、オオハクチョウ、カワセミ、タゲリ、ツルシギ、エリマキシギ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、ジョウビタキ、モズ、ベニマシコ、アトリ、コゲラ、アカゲラ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、キジ、キジバト、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシブトガラス