小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

9/19(日)白樺峠/タカ渡り

2010-09-20 | 野鳥 信越探鳥地

国内でも有数のタカ渡りポイントである長野県/白樺峠。タカ渡りの観察経験が2-3回と少ない私ですが、現地にて学ぼうと、思い切って行ってきました。

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白樺峠タカ見広場からの景色

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標高が1600mと高いので平地よりも気温は10℃くらい低くなるため、防寒着は必須です。

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タカ見広場風景

白樺峠の魅力は渡っていくタカの数だけでなく、上昇気流に乗って高度を上げていくところや滑空してくるタカを目線の高さで見られ、そして何よりタカを至近距離で観察できるところです。

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松本方面から上昇気流をとらえ、舞い上がるタカ

朝一番に近隣で夜を明かしたと思われるタカがすぐ目の前で舞い上がり、目の前で「タカ柱」を見られたことが一番の収穫でした。

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タカ見広場には、奈川村と信州ワシタカ渡り研究グループの方々が建てた小屋が3軒、簡易トイレもあり、トラブルにならない様に管理してくれています。小屋の中には、タカの飛来数を表したグラフやガイドが貼ってあり、この資料はとても参考になります。

■観察できるタカの種類
 基本的にはサシバが70%近くを占め、次に多いのがハチクマで20%、ノスリ、ツミと続く。

■タカがよく飛ぶ時間帯
 12時~14時の時間帯が多い

■平均カウント数(分布)
 9月はサシバ、ハチクマ、10月はノスリ、ツミが多い

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乗鞍(タカ見広場の背面)

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マツムシソウ

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コサメビタキ

ここ白樺峠は標高1600mあり、周囲にも様々な野鳥がいました。タカが飛ぶまでの間、周辺を散策してみました。

[周辺で観察できた鳥]
コサメビタキ、エゾビタキ、オオルリ、ヒガラ、コガラ、サンショウクイ、アカゲラ、コゲラ、カケス、ウグイス、メジロ、ルリビタキ(声)そして・・・ホシガラス

 

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目前のタカ柱に続き、もう一つサプライズが!
なんと大阪での探鳥仲間U50のIさん、Tさん夫妻に現地でお会いしました。「もしかして誰かに会えるかなぁ・・・」と出掛ける前に脳裏をかすめましたが、まさか本当にお会いできるとは思いませんでした。お二人には、白樺峠の地形やタカの見分け方など色々と教えていただき、経験の浅い私には、とても有り難かったです。ありがとうございました。

 


9/12(日)神奈川シギチ散策

2010-09-12 | 野鳥 神奈川探鳥地

神奈川南西部のシギチ

神奈川支部の探鳥会へ参加する予定で早朝5:00過ぎに家を出ました。少し時間に余裕があり、田園地帯へ。寄り道のつもりが・・・結局、7:30の集合時間を1時間以上も上回り、探鳥会へ合流することができませんでした。(探鳥会の皆さま、すみません)

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イソシギ

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タカブシギ

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コアオアシシギ

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ウズラシギ

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タシギ

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オグロシギ

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オグロシギはオオソリハシシギと良く似ていますが、オオソリハシシギは干潟(海)、オグロシギは内陸(休耕田など)に飛来します。三番瀬の干潟にもオグロシギが入ることがありますが珍しいです。

識別のポイントとして、外観では飛翔した際、オグロシギは名前の由来通り、尾羽が黒いので一目瞭然です。飛翔シーン以外では、「脚の長さ」(オグロシギの方が脚が長くスタイルがいいです)幼羽(肩羽、雨覆)の模様、シルエットも違います。
オオソリハシシギ幼鳥は肩羽、雨覆い、三列風切にソロバンの様なギザギザ模様、軸斑がありますが、オグロシギは全体的に一様な灰褐色です。写真の個体は肩羽や雨覆いは褐色で、淡色の羽縁とその内側に黒色部があり全て幼鳥と思われます。

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[確認した鳥]

コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、アマサギ、セグロセキレイ、キセキレイ、タカブシギ、コアオアシシギ、イソシギ、タシギ、ウズラシギ、オグロシギ、ムナグロ、セッカ、ツバメなど   


9/5(日)茨城シギチ散策

2010-09-12 | 野鳥 千葉探鳥地

先日、茨城県の内陸のシギチスポットを散策。

先週、千葉県支部の方の話によるとコアオアアシシギ、ウズラシギ、エリマキシギ、オオジシギ、ヒバリシギ、ムナグロ、ツバメチドリ、ケリ、オジロトウネン、タマシギを見ることができたそうです。運が良ければ・・・と散策してみましたが、思った以上に広く、どこに休耕田があるのか皆目分からない状態でした。

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ハス畑
おそらくこの辺りも春にはシギチでにぎあうのでしょうね。

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干拓地のシギチ風景

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ヒバリシギ(確認中)

この暑さのせいか、干上がっている休耕田も多く、シギチを見つけにくい状態でした。また、最盛期は8月末らしく少し遅かったようです。先週までいたツバメチドリも渡ってしまったようです。

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ウズラシギ

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タカブシギ

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ケリ、ムナグロ、キアシシギなど

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エリマキシギ

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ハス池には、すでにコガモが渡ってきていました!

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霞ヶ浦

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さすがに広い!

この霞ヶ浦付近には全国的に有名な、オオセッカの生息地があり、またコジュリンの啼く声も聞くことができる場所があるそうです。次回はもう少し事前準備をして再度、訪れたいと思います。

[確認した鳥]

カワウ、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、アマサギ、カイツブリ、ウミネコ、セグロセキレイ、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、ケリ、ムナグロ、トウネン、タカブシギ、キアシシギ、アオアシシギ、イソシギ、クサシギ、タシギ、セイタカシギ、エリマキシギ、ウズラシギ、ヒバリシギなど

 


8/29(日)三番瀬・谷津干潟

2010-09-01 | 野鳥 千葉探鳥地

この日は谷津干潟の自然観察センターで行われる唐沢孝一さん講演を聴くために出掛け、その前に少し三番瀬を散策しました。

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干潟風景 (遠くにコアジサシ約2000羽の群れ)

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コアジサシ

集合して群れで南半球へ渡っていくのでしょうか。

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アジサシとコアジサシ かなり大きさに違いがあります。

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前方はコアジサシ、後方はミヤコドリ

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ミヤコドリ 前方のオオソリハシシギと比較しても大きいことが分かります。
ちなみにミヤコドリはチドリ科ではなく、ミヤコドリ科です。

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大きさ比較

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種類の比較 (さて、写真には何種類のシギチが写っているでしょう)

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ダイサギ

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オバシギ 「おっとっと!」

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ソリハシシギ

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チュウシャクシギ

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メダイチドリ (右)幼鳥、(左)成鳥

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トウネン (採餌に一生懸命で、2mくらいの距離まで近づいてきてくれました)

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ミユビシギの群れ (左上にハマシギの姿も・・・)

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ミユビシギ (休息中)

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セイタカシギ (ここから谷津干潟です)

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セイタカシギ(幼鳥)

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お世話になっている方々 (私の隣、右から二人目の方が唐沢孝一さんです。)

「カラスはどれほど賢いか」「都会の鳥、生き残り戦略」などの著者であり、自然観察大学の副学長などしておられ、探鳥へ時々連れて行ってもらっています。

今回も楽しい講演、ありがとうございました。