『50羽からの挑戦』と題したのアホウドリ保護活動についてシンポジウムが開かれました。
アホウドリ(長谷川先生は「オキノタユウ」と呼ばれています。)
絶滅寸前と言われるまで減少したアホウドリの保全生態学的研究、
並びに保護増殖に長きに渡り尽力されました長谷川博先生の基調講演を聞くことができました。
■内容
①記念講演「50羽からの挑戦:アホウドリ研究とその保全を続けた40年」
長谷川 博さん(東邦大学名誉教授)
②講演「混獲回避の努力:海洋生態系の保全に向けて」
南浩史さん(国立研究開発法人水産総合研究センターかつお・まぐろグループ)
■話題提供 「海鳥の重要海域マリーンIBAの選定」、日本野鳥の会、バードライフ・インターナショナル東京
■討論会
「アホウドリの保護事例から今後の海洋の生物多様性を考える」
(最後に・・・)
・昔は無数にいたアホウドリですが、羽毛採取の乱獲にはじまり急激に減少。
1949年に一度は「絶滅宣言」が発表され、その後1951年に再発見されてからの保護や長谷川博先生の研究・保護活動の成果がやっと実ったとのことでした。
このアホウドリについては保護がうまくいきましたが、世の中には数千種という数の生物が人知れず絶滅しているのも事実です。少し豊かになった日本だからこそ、これからは未来のために、目を向けたいものですね。
※画像は長谷川博先生の「アホウドリ復活への軌跡」より引用させていただきました。
ご興味のある方、「アホウドリ復活への軌跡」Webサイトをご覧ください。
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/ahoudori/index.html