千葉支部のリーダーAさんにご同行いただき、銚子カモメ・海ガモ ウォッチングへ行って来ました。
千葉・銚子と言えば、「世界のカモメ」が集まるところで有名です。まさにカモメのメッカ!千葉県支部には、数十年、毎週銚子に通い、カモメの研究をされている方もいらっしゃるそうです。(支部長S氏) ぜひ、次回はご一緒したいと思います。
銚子漁港魚市場
銚子と言えば全国屈指の漁港の町で、市の北部には利根川が流れており、太平洋へそそいでいます。この遠洋漁船にカモメが付いてくるのだそうです。また、魚加工業者が多く、そのアラを目当てにカモメが居着くらしいです。
漁港前の風景
遠くの防波堤にも無数のカモメが!
小型 ユリカモメ、ズグロカモメ、ミツユビカモメ
中型 カモメ、ウミネコ
大型 セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、カナダカモメ、ホイグリンカモメ等々「カモメの識別」が今日の課題!
さて、上記に何種類のカモメがいるでしょうか?
①大型カモメで背中のグレーが濃いのが「オオセグロカモメ」
②薄いのが「セグロカモメ」
③背中も初列も白いのが「シロカモメ」
④中型は背中が濃いグレー、嘴が黄色で先端が赤・黒が「ウミネコ」
⑤脚・嘴は黄色でゴマ塩頭「カモメ」
シロカモメ(第1回冬羽)大型カモメ
セグロカモメ(成鳥夏羽へ移行中と思われる)大型カモメ
ワシカモメ(成鳥)大型カモメ
ミツユビカモメ(成鳥)中型カモメ
ズグロカモメ/中型カモメ ※写真は谷津干潟撮影分
着眼点は”脚の色”、”初列の色(黒・グレー濃淡・白)”、”初列の外弁/内弁の色”、”嘴の色や大きさ”、”嘴の先端”、”頭部や頸部の褐色斑”、”虹彩”などが識別ポイントとなります。
ワシカモメ(幼鳥第1回冬羽)
セグロカモメ(第1回冬羽)
オオセグロカモメ(幼鳥・第1回冬羽)
ウミネコ幼鳥(第2回冬羽と思われるが識別中)
カモメは成長になるのに大型で4年かかります。写真内の褐色のカモメは全て1~2年目の幼鳥ですが、これは更に識別が難しいです!
犬吠埼の灯台
銚子の風景①
この近辺では、初見のシノリガモ、クロガモなど海ガモ発見!
銚子の風景②
カワウとヒメウ 背後は大半がユリカモメ
Aさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
[確認した鳥]
カワウ、ヒメウ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オナガガモ、ヒドリガモ、スズガモ、クロガモ、トビ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ユリカモメ、ズグロカモメ、ミツユビカモメ、カモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、(カナダカモメ)、(ホイグリン系カモメ)シロカモメ、ワシカモメ、カツオドリ(アカアシカツオドリ?)