小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

【お知らせ】多摩川・登戸バードウォッチング(初心者向け)

2016-05-31 | イベント

日本野鳥の会/神奈川支部が主催します初心者向けバードウォッチングのお知らせです。 

【初心者向けバードウォッチング in 多摩川・登戸のご案内】

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■開催場所 : 多摩川・登戸 (川崎市多摩区)

■開催日 : 2016年6月11日(土)

■集合(時間) : AM9:00 JR登戸駅改札前

■解散 : AM11:30 現地解散

■交通 : JR南武線/小田急電鉄小田原線「登戸駅」 

■持ち物 : 筆記用具、双眼鏡、飲み物をお持ちください。

              補給水分や日照対策をご用意ください。

■主催 : 日本野鳥の会神奈川支部

■コース : 
 ①集合場所でツバメの巣観察
 ②土手の見晴しの良い場所から川の水鳥を観察
 ③ワンド(ため池)を観察
 ④二ヶ領せせらぎ館
  多摩川で見られる野草や魚類(水槽にアユがいます。)
 ⑤二ヶ領用水上河原堰
  堰の横に魚道があり、遡上する小鮎を見ることができます。
 ⑥最後に土手(階段)で鳥合わせ。

 

■見られる野鳥
 アオサギ、コサギ、カルガモ、キジバト、シジュウカラ、カワラヒワ、カワウ、イソシギなど

 運が良ければセッカ、バン、カワセミ、コアジサシも見られるかも!

 

 

バン

二ヶ領用水上河原堰

コサギ

 

シジュウカラ幼鳥(巣立ち間もない若鳥)

 

私もスタッフとしてお手伝いする予定をしています。

野鳥に興味のある方はぜひ一度、ご参加ください!


5/21(土)「みんなで守るシマフクロウ」

2016-05-22 | イベント

5/21(土)国際生物多様性の日イベント「みんなで守るシマフクロウ」のセミナーで上野へ行ってきました。

シマフクロウは日本では北海道にわずか140羽程度しか生息していない希少種です。

現状はどの様な保護がされているのか? また、間接的にでも我々で手助けになれることがあるのか? 等々

いろいろと話を聞くことができました。

■会場   東京都美術館講堂

■講演   「動物園で守る」(25分)
        藤本智(釧路市動物園)
      「生息地で守る」(25分)
        松本潤慶(日本野鳥の会)
      「企業が貢献する」(25分)
        斎藤睦巳(富士通九州ネットワークテクノロジーズ)
      「これからの動物園の可能性」(30分)
        渡部浩文(上野動物園)
      パネルトーク「3者がつながる」(50分)

 

シマフクロウの保護の現状・・・

釧路動物園での傷ついたシマフクロウ保護&繁殖活動、

日本野鳥の会が「生息地を守る」としてシマフクロの住む森林(私有地)を皆さんの寄付や支援金で購入して「野鳥保護区(私設の保護エリア)」として活動しています。

 

 

<印象に残った話について>

日本製紙や富士通といった民間企業も保護に関わってくれているということ。

約140羽/50番(つがい)しかいないシマフクロウですが、国立公園や国有林では約30番(つがい)が暮らしています。

しかしながら、残り20番(つがい)は私有地で暮らしているため、いつ住み家が失われるか分からない環境だったそうです。そこで日本野鳥の会がこれら残りの20つがいのシマフクロウを保護をしようとプロジェクトを立ち上げたということ。

また、生息できる環境/巣穴に利用できる大木や餌の魚が豊富な川が少ないため、多くのヒナや若鳥が生きていけないのが現状とのこと。 

”北海道=大自然”というイメージは昔の話だと、現在シマフクロウが営巣できるような大きな洞のある大木はほとんど無いと、レンジャーの方はおっしゃっていました。

 

①「野鳥保護区」の成果 

 これまで寄付や支援金で購入した土地で20番のうち、9番を保護できたとのこと。

 

②「シマフクロウの森を育てよう」プロジェクトが進行中

 100年以上先を見越して、上記の保護区に植林、シマフクロウが住める森づくりが始まったところであるとのこと。

 

③巣箱や生簀(いけす)の設置

巣箱

かなり高価なもので、日本野鳥の会/シマフクロウTシャツ1000枚で1箱の巣箱が設置できるとのことです。

シマフクロウの生簀(いけす)

森林の保護だけでなく、シマフクロウが繁殖できる環境が回復するまで、巣箱や餌(生簀)を設置しているそうです。

これでは、かなりの資金(お金)がかかりそうですね。

 

少しですが、バードメイト寄付として購入しました。

 

日本野鳥の会の会員になることでも、この様な自然保護に貢献できます。

ぜひ、野鳥好きな方々にも関心だけでも持っていただきたいと思います。

 

いつまでもシマフクロウのいる森を残していきたいのもですね。

 

 ■参考

日本野鳥の会/シマフクロウ保護の取り組み

https://www.wbsj.org/nature/kisyou/kb/

 

シマフクロウの森を育てよう!プロジェクト HP

https://www.wbsj.org/nature/hogoku/fishowl/

 

保護区パトロール日誌

http://yacho-hogoku.seesaa.net/article/429391546.html

 

 


5/1(日)山梨(その6)

2016-05-12 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

亜高山の鳥でコマドリに次いで人気者のコルリです。

東南アジアから夏期に繁殖のため日本へ渡ってくる夏鳥です。

こちらもバードウォッチャー憧れの野鳥です。

コルリもいつもは笹薮の中で姿はなかなか見ることができません。

 この時期だけ木の上でさえずるため、姿を見ることができます。

 渋い暗青色

「チッチッチッ‥」と前奏があり「ピールリピールリピールリ」と続きます。

コマドリにも負けず劣らず美しい歌声(さえずり)です。

 


山梨/コルリ(2016.05.01)

 

 

ずーっと見ていても飽きることがありません 

 

山梨散策は以上で終了です。

またフィールドでお会いした際はお声掛けくださいね。


5/1(日)山梨(その5)

2016-05-10 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

日本三鳴鳥の1つであるコマドリ。

独特の「ヒン・カラカラカラ~♪」というさえずりとオレンジ色の綺麗な鳥です。

バードウォッチングでは、このコマドリのさえずりを聞けるだけでも幸運で満足なのですが・・・

この日は幸運にも姿も見ることができました。

かなり遠いですが、稜線の高木のてっぺんにとまっている鳥影が分かりますか?

木の梢でさえずっています。 

コマドリ

コマドリ(去年のの画像ですが・・・)

ピーターラビットやマザーグースにも出てくる鳥がコマドリ(ロビン)です。

 ※日本のコマドリは亜種 ”Japanese robin”です。

大きな声量と異なり、小さな小鳥です。オレンジ色も派手ではなく、しっとりとした上品な色です。

バードウォッチャーなら、一度は見てみたい鳥ではないでしょうか。

 

画像はよくありませんが、雰囲気だけ画像をご覧ください!

 

山梨/コマドリ(2016.05.01)

 

ちなみに「日本三鳴鳥」とは、さえずりが美しいオオルリ、ウグイス、そしてコマドリの3種の野鳥です。

 


5/1(日)山梨(その4)

2016-05-08 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

その他、確認しました野鳥について紹介いたします。

クロジ

全身が灰黒色の鳥クロジの雄 (雌は灰褐色)

この鈍い鉛のような黒色が何とも魅力的です。

日本では、漂鳥として冬季は南方や平地に、冬季は中部以北や北海道に移動し繁殖します。

 

※「漂鳥」とは、

 夏期は山地(繁殖地)、冬は平地(越冬地)暑さや寒さを避け、日本国内を季節移動する鳥のことです。 

 ムクドリ・セキレイ・ヒバリ・ウグイスなど、日本の鳥のほとんどは漂鳥と言えますね。

アカハラ

ツグミの仲間で、本州中部以北の山地帯の森林で繁殖し、冬期は本州中部以南で越冬します。

4月~5月上旬と9月~10月の渡りの季節には市街地の公園などにも飛来することがあります。

この鳥も梢で「キョロン、キョロン、チリリ」と初夏の森林を代表する野鳥です。

 

その他、姿はなかなか見ることができませんが「クロツグミ」「キクイタダキ」などもあちらこちらでさえずっていました。

 

[確認した鳥]

キジバト、アオバト、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ウグイス、センダイムシクイ、ヤブサメ、エゾムシクイ、キクイタダキ、キセキレイ、ハクセキレイ、ツツドリ、キバシリ、ゴジュウカラ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、オオルリ、ミソサザイ、コマドリ、コルリ、キビタキ、コサメビタキ、クロジ、アオジ、ホオジロ、ヒヨドリ、カケス、ハシブトガラスなど