小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

7/17(日)東京都西部

2011-07-18 | 野鳥 東京探鳥地

東京都の某神社にて、3年ぶりにアオバズクを見ることができました。

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5月上旬頃に東南アジア方面から日本に渡来し、その際によく鳴き声を聞くことができます。鳴き声はホッホーと2回連続で鳴くのが特徴。

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採食生態については、夜行性で主にガの仲間、カミキリムシなど甲虫、セミが多く、コウモリやカエル、小鳥なども食べるとのことです。

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この日は風が強く、ずっと太い幹に身を寄せていました。

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営巣する木は樹洞がある大木で、毎年、同じ木(場所)に帰ってきます。

中でもクスノキの使用例が多く、その葉や幹には「樟脳」の効果で、防虫作用があると考えられるそうです。

 

この時期だと木のうろの中では雛が帰っている頃だと思われますので、無事に雛が巣立ち、来年も帰ってきてくれることを祈願して神社を後にしました。


7/10(日)山梨/富士山(その2)

2011-07-13 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

水場を離れ、周囲を散策。

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五合目から見た富士山の山頂

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あいにく雲がかかり、山頂は見えませんでしたが、晴れていたらこの様な風景です。

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ベニバナイチヤクソウ (その他、コケモモやハクサンシャクナゲなどが咲いていました)

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ホシガラス このホシガラスも3-4羽で水庭へ降りてくることがあるそうです。

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YouTube: ルリビタキ(2011.07.10)

あちらこちらでルリビタキ、キクイタダキ、メボソムシクイが囀っていました。

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眼下に広がる青木ヶ原の樹海

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ルリビタキ (再び水庭へ)

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ルリビタキ

暑いから水浴びではありません。ダニや寄生虫や汚れを落とすためという大事な理由が有るんです。当然、冬でもします。スズメやカラス、ツグミの「砂浴び」も同様の理由です。鳥はキレイ好きなのですね。

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黄色い羽がフサフサ・・・

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ここでは、こんな鳥も水浴びに来ます。キクイタダキです。

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キクイタダキ♀ (頭頂の黄色もハッキリ!)

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キクイタダキ♂

写真の角度が悪く見にくいですが、頭頂の黄色の更に真ん中が橙色で赤っぽく・範囲も大きく見える。実物を見れば、すぐに分かります!

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ビンズイ

[確認した鳥]

(3合目付近)

キジバト、モズ、コゲラ、アカゲラ、ウグイス、センダイムシクイ、エゾムシクイ、メボソムシクイ、コルリ、キクイタダキ、キセキレイ、ハクセキレイ、カッコウ、ホトトギス、シジュウカラ、ヒガラ、キビタキ、オオルリ、ミソサザイ、アオジ、ホオジロ、ヒヨドリ、カケス、トビ、ツバメ

(5合目付近)

ウソ、ルリビタキ、メボソムシクイ、ビンズイ、ミソサザイ、ヒガラ、コガラ、キクイタダキ、カヤクグリ、ウグイス、ホシガラス、アマツバメ


7/10(日)山梨/富士山

2011-07-12 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

梅雨も明け、各地で猛暑日が続く中、日本一の山(富士山)へ、「涼」と「野鳥」を求めて行って来ました。

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標高は2,200m、自然の庭園で、あたりは溶岩の森林地帯です。

周囲の木々は淡褐色のダケカンバや、コメツガ、シラビソ、カラマツなど低木ばかり、所々で溶岩が岩肌をのぞかせています。

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森林限界(標高2,300m)でもあるこの場所では、雨が降ってもすぐにしみこみ、溜まりにくいため、水庭(水飲み場)は貴重で、たくさんの鳥が水浴びにきます。

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ウソ

周囲ではルリビタキやメボソムシクイなどが囀っていますが、最初に姿を見せたのは、この鳥でした。それにしてもこれ程、鳥との距離が近い水庭だとは・・・(複雑な心境です)

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夏季は本州中部以北の亜高山針葉樹林帯から北海道にかけて繁殖しています。

ベニバラウソやアカウソはカムチャッカ半島で繁殖し、冬鳥として日本へ渡来するそうです。

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バシャバシャと豪快に頭から水浴びしていました。

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ウソ 番(つがい)で仲良く水浴び。

古くは人間が吹く口笛のことを「オソ」と呼び、この鳥の鳴き声が口笛のようなのでウソとなったそうです。

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ヒガラ

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カヤクグリ

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メボソムシクイ

水場が少なく貴重で、更に人に慣れているのか、メボソムシクイまで何度も水浴びに来ていました。

この場所は、7月でも朝は冷え込み、とても寒く、長袖でも足りませんので防寒・雨具は必須です。ご注意下さい。


7/3(日)栃木/日光(その3)

2011-07-07 | 野鳥 北関東探鳥地

(高原地帯散策の続き)

聞き慣れない声ですが、その鳥の正体はすぐに分かりました。

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オオジシギ 準絶滅危惧種です。


YouTube: 栃木/オオジシギ(2011.07.03)

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小さく「ズビーズビー」とずっと鳴いていて、時より「ズビャーク・ズビャーク」と大きめの声で鳴いています。

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オオジシギ

空中を激しく飛翔しながら急降下、また上昇するといったディスプレイを繰り返し、ザザザザザという音を出します。飛んでいるときもよく、ズビヤクと鳴く。


YouTube: 栃木/オオジシギ2(2011.07.03)

 

来年は5月~6月のベストシーズンにまた訪れたいと思います。 

[確認した鳥]

マガモ、カルガモ、カワガラス、キジバト、モズ、コゲラ、アカゲラ、ウグイス、センダイムシクイ、エゾムシクイ、サンショウクイ、コルリ、キクイタダキ、キセキレイ、ハクセキレイ、カッコウ、ホトトギス、アオジ、クロジ、ノジコ、アカハラ、ニュウナイスズメ、エナガ、シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、キビタキ、オオルリ、ミソサザイ、ホオジロ、ヒヨドリ、カケス、ノスリ、トビ、ムクドリ、ハシブトガラス


7/3(日)栃木/日光(その2)

2011-07-06 | 野鳥 北関東探鳥地

更に草原を観察していると・・・

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もう1種、草原を代表する鳥「ホオアカ」です。九州以北では夏鳥です。

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この時期、本州では、亜高山帯で見られます。ここの草原地帯も標高1400mmです。

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ジックリ観察ができました。

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YouTube: 栃木/ホオアカ2(2011.07.03)

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とても小さな声ですが、「チェチィチリンジュ・・・」と囀っていました。

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YouTube: 栃木/ホオアカ(2011.07.03)

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ホオアカ

雌雄で「偽傷行動」が見られ、巣に近づくものに対して行われるという生態もあるとのこと。

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アオジ 隣接する木々の枝先ではアオジが囀っています。

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YouTube: 栃木/アオジ(2011.07.03)

 

ノビタキ、ホオアカなど草原の鳥を堪能していると、更に聞き慣れない声が・・・