小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

3/27(土)宮ヶ瀬

2010-03-28 | 野鳥 神奈川探鳥地

春の宮ヶ瀬、冬鳥はまだいるでしょうか。

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先週末から今週にかけて少し気温が低く、ここ宮ヶ瀬では午前中、気温が3℃しかありませんでした。

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早戸川

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カワラヒワと新芽 (山の木々にも新芽が目立ってきてました)

昼前には天気も回復、日差しが温かくなったお陰でカワラヒワも囀ってくれました。

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湖面の小魚を狙うヤマセミ

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ヤマセミ(♂)

「Yamasemi.AVI」をダウンロード  ←動画です。

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ヤマセミ(♂)個体は顎線と胸に錆色(橙色)があります。ちなみに(♀)右側の個体には無い。

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ヤマセミはもう春のようです!

ヤマセミ(♂)左側、(♀)右側

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ヤマセミ(♂)右側

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「Yamasemi2.AVI」をダウンロード ←動画です。

今日は寒くて釣り人も少ないのが幸いして、ヤマセミを何度も見ました。さらには水中へ飛び込んで小魚を捕獲するシーンも数回見ることができ大満足でした。


3/14(日)高麗山(神奈川支部探鳥会)

2010-03-28 | 野鳥 神奈川探鳥地

高麗(こま)山探鳥会(略してこまたん)に行って来ました。こまたんへ参加するたびに、いつも新たな発見があります。

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高麗山(高来神社)

集合場所の高来神社の境内では、シメやシロハラ、ツグミ、カラ類を観察。開始早々、オオタカ、ハイタカ(ペア)がいました。

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ルリタテハ

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ガビチョウ

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カシラダカ

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キセキレイの囀り

この日、ルリビタキも『ルリビタキだよ!』とこの春の陽気の中で囀っていました。関西(大阪府下)では聞いたことの無かった私にとっては、驚きでした。しかも、毎年この時期にはルリビタキ、アオジ、アカハラなども囀るそうです。(これらの囀りは普通、高山などでしか聞けないと思っているだけに、さらに驚き!)

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シロハラ尾羽 (猛禽に襲われたのでしょうか)

シロハラの尾羽ですが、成鳥は外側の2枚に白斑があり、幼鳥は 外側3枚だそうです。よって、写真は外2枚なので成鳥と推測されます。

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イカルの頭蓋骨

この日、シメが木の実を割る音を聞いたとの話がありました。シメ・イカルの嘴(あご)の力は45㎏以上あるそうです。こまたんの皆さんとシメはどんな骨格なのか?どの様な筋肉構造であれほどの力が生まれるのか?との話題になりました。 こまたんの皆さんの好奇心にはいつも敬服します。

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こまたんの皆さん、ありがとうございました。


2/28(日)千葉・銚子(千葉県支部探鳥会)

2010-03-07 | 野鳥 千葉探鳥地

朝から天気がすぐれず、残念ながら探鳥会は中止になりましたが、少人数でカモメを探しました。

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ウミネコの群れ
風に向かって地面に伏せ、暴風雨に耐える様子

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雨風をしのぐため漁港内から観察

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【識別のポイント】

①大きさ、②上面(背中)の色、③嘴の色、④足の色、⑤初列風切の色・模様、⑥顔つき・体型、⑦その他、虹彩などです。

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ウミネコ(下:成鳥夏羽、上:第2回冬羽) Black-tailedGull_Ad+2w

大きさは45cm(中型カモメ)、足は黄色、嘴は先端から赤・黒・(赤)黄色の順番、上面は濃青灰色、初列翼先端は黒色。もっとも分かりやすい特徴は、飛翔時に見える尾羽の黒帯です。

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セグロカモメ(成鳥夏羽移行中) VegaGull_Ad

大きさは60cm以上(大型カモメ)、足はピンク色、嘴は黄色に赤斑、上面は青灰色(薄い)、初列翼先端は「黒色」。

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セグロカモメ(第1回冬羽) VegaGull_1w

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セグロカモメ(第1回冬羽) VegaGull_1w

頭部は体と同様か少し白っぽい、初列風切が黒い(うっすらと羽縁が見える程度)

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セグロカモメ(第3回冬羽) VegaGull_3w

第2回は背中だけが灰色ですが、雨覆にも灰色の羽が生えているのが第3回の特徴。

ウミネコ(中型のカモメも含む)は足が黄色だが、大型カモメは足はピンク色をしているので、遠くからでもこの差異で区別できます。

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オオセグロカモメ(成鳥夏羽) Slaty-BackedGull_Ad

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オオセグロカモメ(成鳥夏羽) Slaty-BackedGull_Ad

大きさは60cm以上(大型カモメ)、足はピンク色、嘴は黄色に赤斑、上面は農青灰色(農い)、初列翼先端は「黒色」。セグロカモメとの差異は背中がとにかく濃い

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オオセグロカモメ(第1回冬羽) Slaty-BackedGull_1w

比較的頭部が白っぽい。もっとも分かりやすい特徴は初列が褐色で羽縁がはっきりした個体が多い。

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ワシカモメ(成鳥夏羽) Glaucos-wingedGull_Ad

大きさは60cm以上(大型カモメ)、足はピンク色、嘴はゴツイ、色は黄色に赤斑、背中(上面)は薄灰色、そして、もっとも分かりやすい特徴は初列が背中と同様の「灰色」。

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シロカモメ(第1回冬羽) GlaucousGull_1w

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シロカモメ(第1回冬羽) GlaucousGull_1w

大きさは60cm以上(大型カモメ)、足はピンク色、嘴は大きく、色はピンク色で先端が黒。

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成鳥では背中(上面)は薄灰色、そして、もっとも分かりやすい特徴は初列が「白色」。

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また、幼鳥の場合、全体的に白いがオオセグロカモメの幼鳥も白く見分けにくいが、嘴の色がピンク色に先端が黒いのがシロカモメ幼鳥、黒色もしくは黒色で基部が黒黄色がオオセグロカモメ幼鳥です。

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ミツユビカモメ(成鳥冬羽) Black-legged Kittiwake_Ad

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ミツユビカモメ(成鳥冬羽) Black-legged Kittiwake_Ad

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ミツユビカモメ(成鳥冬羽) Black-legged Kittiwake_Ad

大きさは45cm(中型カモメ)、足は黒色、嘴はレモン色、上面は青灰色、初列翼先端は黒色、後頭部にヘッドフォン。他の種と間違うことはないと思います。

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犬吠埼 雨風も止む気配も無く、チリ地震による津波警報が発令されたため探鳥は午前中で中止とし早々に帰路につきました。

次回はミツユビカモメ、ユリカモメ、ワシカモメ、オオセグロカモメの幼鳥とカナダカモメ、スミス(ウスセグロ、アメリカセグロカモメ)、モンゴルカモメ、ホイリング系カモメをジックリ探してみたいと思います。

[確認した鳥]

カワウ、ヒメウ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、アビ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オナガガモ、ヒドリガモ、スズガモ、クロガモ、シノリガモ、トビ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ユリカモメ、ミツユビカモメ、カモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ