伊豆沼周辺を確認後、早めに蕪栗沼へ移動。
北ゲートから望む、蕪栗沼風景。
頭上をマガンやオオハクチョウが行き交います。
日本に越冬のため飛来するマガンの総数は7~9万羽ですが、そのうち9割近くが伊豆沼と蕪栗沼に集まってきます。
また、ここ蕪栗沼では毎年、マガンの他にオオヒシクイが5000羽以上飛来します。
オオヒシクイ
マガンとの違いはくちばしが「黒く、先が黄色い」ため簡単に識別できます。
(この近くに化女沼には亜種ヒシクイもいるので要注意)
また、翼を広げた大きさがマガンは150cmですが、オオヒシクイは190cmとひと回り大きいです。
観察中、オオヒシクイ達が突然騒ぎ始めました。
原因は「オジロワシ」でした。
今年は蕪栗沼では確認できていなかったらしいですが、運良くこの日にオジロワシがシベリア・サハリン方面から飛来したようでした。
このあし原ではハイイロチュウヒ、コチョウゲンボウ、オオタカ、ノスリ(年によりケアシノスリ)など猛禽類も多々見ることができます。
そしてこの蕪栗沼では、夕刻にマガンの塒入りを見ることができます。
約4万羽のマガンが3-5m頭上を通過して沼へ降り立つ様子は圧巻です。
[確認した鳥]
アオサギ、コサギ、ダイサギ、オオバン、カイツブリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、オナガガモ、トビ、ノスリ、オオタカ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、オジロワシ、マガン、ヒシクイ、亜種オオヒシクイ、シジュウカラガン、オオハクチョウ、コハクチョウ、タゲリ、オオハシシギ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、モズ、ベニマシコ、コゲラ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、キジバト、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ、シメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシブトガラス