今までモーツアルトのCDは、ピアノ協奏曲全集、交響曲、他、器楽曲等々、あと、宗教音楽レクイエムがあった位で、あんまり、モーツアルトって、楽しくないな、明るくないな、といった印象しか私の中ではなかった。
交響曲も協奏曲も、明暗がはっきりし過ぎて、明るいのはより明るく、暗いのは悲惨な位、暗いとこちらが辟易して、感ずる程。
その後、先日の、中古CD・古本屋にて、モーツアルトの、ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプによる、「トルコ行進曲付きのピアノソナタ選集」。同じくモーツアルトの、フリードリヒ・グルダ演奏による「ピアノソナタ全集」。いずれも、モーツアルトの、最高傑作と呼ばれるに相応しい、素晴らしい芸術性・音楽性・演奏であり、私は大感動を頂いている。
これ程の、立派な音楽家・芸術家だとは、正直、モーツアルトを私は私の人生上、バカにしている所が多々あり、これは、一生治らないかとも思ったが、さにあらず。この音楽家、大天才の、モーツアルト氏を、尊敬しだしている自分がいる。本当に感動し、素晴らしいの一言なのだ。これ程、モーツアルトとは、快活で、自由で、闊達だったのかと。
ピアノソナタだと、モーツアルトの真価を発揮するみたいだ。
これも、オーストリア・ウィーンの、ドイツ語圏の作曲家、モーツアルトの、素晴らしい作品群に、今、改めて、感服し、見直して、感動を大きく頂いている最中である。
以上。よしなに。wainai