阿川佐和子さんの著書。帯には70万人が泣いた!・・・と大げさに書かれている。
阿川さんのことは、好きだ。かわいいし、頭脳もそこそこ聡明。
さてこの著書は彼女の貴重なインタビュー経験を元に書かれているので、説得力がある。
ひとつひとつに発見はないが、人とのコミュニケーションが苦手な人にはきっと役に立つと思う。
ふりかえって自分は聞く力があるか?というと、対談レベルだといけるかも知れないけど、もっと目的がというか下心のあるインタビューの時には、どうも足りない。
あらかじめ、これこれを聞こうと準備していても、実際聞き出すと話はあっちこっちへ飛ぶ。そして残り時間が少なくなったとき、肝心なことのどれをまだ聞けていないかという部分で頭がまわらない。
インタビューには、この著書にあるような寡黙な人が自ら語りたくなるようなアプローチた失礼にならない接し方というのも大事だが、想定した疑問にしっかり答えてもらうためにインタビューしながら組み立てていく力がいる。そこんところは、もう訓練と能力しかない。
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