読み終わりました。あとがき、解説を読むと、この話は雑誌「BE-PAL」に連載されたものを単行本にまとめたものだと書かれており、びっくりした。連載は1985年4月から20回にわたったという。25年前のことだ。1400年前の木造建築。それを大切に守り続けた宮大工というシステム。聖なる建物の守り人、それが宮大工なんだと西岡さんは言っている。昨日、法隆寺に行ったら、講堂は改修工事中だった。姫路城も今、工事 . . . 本文を読む
現在まだ途中ですが、この本を読んで思った事を少し。
法隆寺は1300年前に建てられた、現存する世界最古の木造建築。
1300年もの間残ったのはなぜかということを西岡棟梁がせつせつと語るのです。
一大国家事業であり、韓半島からやってきた優秀な匠が腕をふるったわけですから、その辺に建っている民家とはわけが違うとしても、すごいことです。
この本、建築の知識が多少ないと読んでもわかりにくい . . . 本文を読む
kinimanabeというtwitterがありまして、フォローしています。西岡常一さんという法隆寺や薬師寺の宮大工の棟梁をなさっていた方からの聞き書きなんですけど、何故だか心にしみるのです。仕事というのは「仕える事」でっしゃろ。みたいな調子で書かれていて・・・だから金儲けは考えたらあかんのです。みたいな感じ。自分がしている仕事や、経営学で教わることなどが実に悲しくなるのです。twitterって正直 . . . 本文を読む
「ザ・クリスタルボール ~売上と在庫のジレンマを解決する!~」という本を読んでいる最中です。
この本、小説のような書き方がされているのですが、中身はビジネス本です。
私的には、ストーリーはどうでもいいから、要点をまとめてくれよ! という感じで、なかなか最後まで読み切れません。
帯には「売れ残るリスクを取るか? 売り逃すリスクを取るか?」とあります。
最後まで読めていないので何ですが、この本の結論 . . . 本文を読む
昨日は久々に美容院に行った。
やってもらいながら見た雑誌は、家庭画報、SPUR、SAVVY、CRSSYでした。
この中では、家庭画報が最も印象に残りました。
4種類の中では最も歴史の古い雑誌で、富裕層をターゲットにしたつくりは変わりなく、写真も奇をてらわずあくまでキレイに撮ってある。
見た10月号の特集は「京都に染まる」。
京料理や、工芸などの洗練された美しさが目のごちそう。
いいものを見るという . . . 本文を読む
表題の本は、神永正博著。
筆者が、数式の出てこない統計本を書こうと思ったというだけあって、数式は出てこない。(うれしい)
この本では、
●データ分析の恐さと面白さ
●巷で言われているいろいろな話題をデータ的に検証する
という部分が興味深い。
データ分析の面白さは、私のような統計専門家ではない人間でも味わったことがあるけれど、データ分析の恐さについては、「恐いもの知らず」の部分があったなあと反省 . . . 本文を読む
インターネットであらゆる情報が探せる今日この頃ですが、やはり本を買わないと接触できない世界もあるものだと思わせてくれたのがこの「ワキから見る能世界」(安田登著)です。
まだ全部読破できていないので、さわりの部分で感じたことを・・・。
この本の冒頭は「台湾」から始まります。意外性を狙ったのだと思いますが、著者が台湾で能を演じた後、やはり日本の能楽師の指導で能を演じた台湾人の演劇を学ぶ学生と交わし . . . 本文を読む
「子ども危機 この国で産み育てるリスク」というタイトルで真っ赤な表紙。
中でも、一番気になったのはp.58の「もう目を背けてはいられない子どもの貧困」の章だった。
母子家庭や、急に父親が失業した家庭の子供達が、いかに多いか・・・。
ユニセフのデータだと、日本の子どもの貧困率は14.3%、7人に1人。
まして、ひとり親家庭の貧困率は57.3%だという。
かつて子どもは国の宝であり、親が育てなく . . . 本文を読む
この本は、コンピュータとインターネットが繰り広げる近未来について解説した本である。
現在のように、個人や企業がアプリケーションソフトを買って、それを自分のパソコンにインストールして使うという時代は終わる。その代りに、インターネットのブラウザを通して、現在でいうところのワードやエクセルのような機能を使い、作成したデータは巨大なデータハウスに貯えておける。
それを仲間で共有したりして使う。もちろん、 . . . 本文を読む
ロックの歌詞に表れた青年の心理分析を読んで思い出した事がある。私は文字人間ではなくて、形状・色・音を先に認識するタイプの人間だ。音楽を聴く時、殆ど歌詞は認識していない。だから日本語の曲も外国語の曲も私にとっては同じだ。この本にも出て来る尾崎豊が亡くなった時、泣きながらファンたちが歌詞に共感したと言うのを聞いて不思議な気分になった。それまで有名な歌手が亡くなっても、思い出があるとか、歌がうまかったと . . . 本文を読む