触発される題名だが、触発された私が悪い。
期待外れとは、まず何らかの「期待」があって、その期待と実際の間にギャップがあるという意味だから、もし何も期待せずに読んだら面白いかもしれない。
何を期待したかというと、「米国製エリートはこういうところが本当にすごい」というディーテイルが明らかになっているのではないかと思ったこと。もしくは、「米国製エリートはぜんぜんすごくない。実態はこんなもんだよ」というディーテイルが並べてあるのではないかと思ったこと。
期待は裏切られた。
内容の半分くらいは自分の留学体験と外国人留学生の話。
あと半分くらいが日本と米国の大学教育システムの違い。
まあ、その教育システムの違いによって、そこそこのリーダーシップのある人間や、思考能力やコミュニケーション力のある人間を育成することができそうなのが米国の大学教育だということなので、それが本の題名の解なのかもしれないけど、そんなこと知ってたしなあ・・・。
皮肉な言い方をするならば、出版社の編集者は売れる題名を考えるのが上手ですね!
食品なら生でないものに「生」と書いたり、オーガニックでないものに「オーガニック」と書いたら違反なんですから、出版物にもそういうルールを造った方がいいかも知れませんね。
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