タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

韓国旅行の断片~8

2024-04-24 08:02:38 | 旅行のこと
韓国の歌

夜来の雨は上がったようですが、その雨音が耳について寝不足気味、チョッとボケた頭での投稿です。

    

韓国旅行の師匠ともいえるYさんの影響かも知れませんが、タカ長も韓国演歌が好きです。旅行の度にCDを1枚か2枚買っていました。

二人のお気に入りの歌手は、男性ならヒョンチョル、女性ではイ・ミジャです。男性歌手のソル・ウンドも良いと思いましたが、当時はまだまだ新人のイメージでした。

    

韓国通いを始める頃読んだガイドブックに、「韓国ではカラオケに行ってはいけない」と言うようなことが書かれていたことを記憶しています。民族的な特徴なのか、韓国人は声量が豊かで、日本人はコンプレックスを感じると言うような意味で書かれていました。

タカ長の歌などそもそも人前で歌うレベルではありませんが、それでもこれまでの韓国旅行で、韓国の人と一緒に歌いたいと思ったことが2~3回はあります。その一つが先日紹介した海印寺に泊まったときです。

    

出発の日に「釜山港へ帰れ」を歌って下さったのですから、もう少し勇気を出して2泊目の夕食のとき、「一緒に歌いませんか」と声かけすれば良かったと今でも後悔しているのです。

その頃タカ長もチュ・ヒョンミの淋しき旅人を覚えていたので、歌詞カードが無くても歌えたのです。あのアジュンマと一緒に歌ったらお互いいい思い出になっていたのに、、、、、、。

そのアジュンマと歌いたかったもうひとつの歌は「夢に見るわがふるさと」と言う歌です。日本語訳した歌詞はないので、このタイトルもタカ長の独断ですが、、、、、、

「夢に見る故郷に行きたいが行けない身の上」と言うようななことが歌われている望郷演歌ですが、故郷に行けない身の上と言うのは、何か悪いことをしたため故郷に帰れないのではありません。韓国は分断国家で、そのために自由に故郷に帰れないと言う韓国の冷たい現実を歌っているのです。

2番の「私の父母や兄弟は元気にしていらっしゃるのだろうか」と言うところなど、韓国の人には涙なしでは歌えない歌なのです。

    

KBSの長寿番組歌謡舞台(カヨウムディ)の28分からだけでもお聞きくだされば嬉しいです。この歌が歌われています。色々な歌手が歌っている歌ですが、タカ長のような素人が歌える歌ではありません。それでもあのときはアジュンマと歌ってみたかったのです。

「愛を共有する」と書かれた前で歌えば、タカ長の歌が下手でもそれなりの絵になったと思われませんか?

この番組では、その後にも故郷をテーマにした歌が歌われていますが、韓国が分断国家になったためか、韓国の人が故郷に寄せる思いは日本人以上のものがあるように感じています。

    

この「歌謡舞台」はタカ長たちの好きな番組でよく見ました。歌が好きで見るのですが、画面に流れるハングル文字を目で追って、自分でも分かる言葉を探す、ハングルの勉強のような意味もあって見ていました。

ソウルでお世話になったガイドのコ・キョンジャ(高 京子)さんのご主人がKBSにお勤めだったので、その縁を通じて生の「歌謡舞台」を見るよう努力もしたのですが、色々な都合が合わなくてこの夢は実現できませんでした。

この更新をするために、久しぶりに「歌謡舞台」を見ましたが、こうして見ると1回でも良いからあのKBSホールに行きたかったとあらためて思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする