タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

最後の選挙

2022-06-26 07:36:12 | 長女のこと
    

参議院選挙が公示され、関係者は7月10日の投票日に向けて戦いの真っ最中ですね。

国民の、選挙に対する関心がうすくなっているように感じていますが、タカ長は選挙だけは済ませて、政治にもの申すように心がけています。

投票する人がいなかったら、白票を投じても良いから、とにかく投票に行くことを心がけています。

    

昨年の11月14日は広島県知事の選挙日でした。

長女が入院していたJR病院では11月12日に期日前投票が行われました。そこで、、、、

「shihoちゃん、知事選挙はどうするの?」と聞くと、、、、、

「ひでちゃんの選挙だから投票する」と言う返事。ひでちゃんとは広島県知事候補者の湯崎英彦氏のことです。

長女の交友関係など分からないのですが、政界や財界の要職にある人を「ちゃん」づけで呼んでいるのを何度も聞いたことがあります。多くの人に可愛がられていたのでしょう。

    

11月12日、長女は無事に期日前投票を済ませました。意識が無くなるわずか数時間前のことです。

12日の深夜、日付が変わって30分後に長女は亡くなりました。この投票がこの世での最後の仕事になりました。

湯崎英彦氏は当選され、いま広島県知事として活躍されています。知事が頂いた1票の中にはそのような1票があるのです。

このようなことは当選者が知ることがない事実ですが、政治にかかわる人は、自分が頂いた1票1票が重いものであることを自覚され、真摯に仕事に取り組んでほしいと思います。

これからも選挙のたびに、長女の「最後の投票」を思い出すことになるでしょう。

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