「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

5年ぶりの鎌倉、覚園寺(かくおんじ)

2013-03-02 12:15:26 | 見仏(神奈川)

英勝寺での見仏を終え、徒歩で鎌倉駅まで戻ってきた。
4番バス停に着くと、ちょうど、
大塔宮行きのバスが止まっていた。
さっそく乗り込み、大塔宮で下車。
自分以外のバス乗客者は、
鎌倉宮のほうへ流れていった。
そこから、徒歩10分程度、12:15頃、覚園寺着。
どうやら、拝観時間が決められているようで、
一時間間隔くらい開始で、約50分かかると書かれてあった。
このとき、次回が13時からで、
時間が空いてしまうことになった。
後ろの予定にも響いてくるので、
今回はあきらめることにした。

しかし、この決定が、後で少し後悔することになった・・・。
後で鎌倉国宝館で展示されていた十二神将は、まずまずの
できばえのものだったのだが、そこに書いていたト書きに、
覚園寺型の十二神将と類似と書かれてあり、・・・
ということは、この覚園寺の十二神将は、期待できそうな
存在であったはず。まあ、次回に。

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5年ぶりの鎌倉、英勝寺

2013-03-02 11:10:52 | 見仏(神奈川)
浄光明寺から徒歩約5分のところ。
11:10頃、英勝寺着。

尼寺、浄土宗。


入山料を払おうと受付に行ったが、人がいないようだった。
小銭なら、その場でお金だけ置いておけばよいような
雰囲気だったが、
1000円札しかなかったので、呼び鈴を押した。
おばあさんがでてきたと思ったら、
突然黒いものが飛び出してきた。
プードル系の犬だった。
顔を近づけたら、なめられそうになった。

こちらは、竹林がなかなかのものだった。
梅の花も咲き、撮影スポットでもあるようだ。

さて、仏のほうであるが、
まあ大体予想したとおりのやや小ぶりな阿弥陀如来。
浄土宗らしい現代風な一般的な仏。
金ぴか度からすると、かなり新しいもののようだった。

その他、パンフレットに書いてあったこと・・・。
徳川家康にちょう愛されていたお八という女性。家康の
戦にお供、連戦連勝したというのもあり、お八という名前を
お勝に改名。家康がなくなった後、
お勝は出家し尼僧「英勝院」となり、
「英勝寺」を開いた。これが今に至る。
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5年ぶりの鎌倉、浄光明寺

2013-03-02 10:45:40 | 見仏(神奈川)
建長寺バス停から、バス乗車。
八幡宮前下車。そこから徒歩20分ほどたったろうか。
案内表示を見ながら、10時40分頃なんとか
浄光明寺に着いた。

一見、見仏向きのお寺ではないような雰囲気だが、、、。
奥の石階段を登ったところに、受付があった。


正面の本堂には、三世仏。金色がめだつ。
聞けば、昭和の作とか。
確かに仏像のつくりが現代風で、人間らしい仏像。
この三世仏は、過去現在未来を表す。

左手の建物のほうには、阿弥陀三尊。中央の立像阿弥陀如来が
ひときわ大きい。
話しかけてくる受付のおじさんに、
素直に仏像の印象をぶつけてみた。

阿弥陀如来なのに、なぜ宝冠をかぶっているんですか?
大日如来でもないですし。
→理由はわからない。
 いつころからか・・・(真言宗のお寺だから
 真言宗のスタイルを取り入れたのかも・・・と
 勝手に自分は思った)

(阿弥陀如来なのに)手の印(説法印)がめずらしいですよね。
→かつては、宗派を越えた修行の場所でもあったので、
 説法印になってます。

それにしても、阿弥陀らしくないお顔だちですよね。
(阿弥陀如来は顔がややでっぷりな感じが多いが、
 この仏は、細身で、菩薩系のやさしい顔立ちであった)
→いろんなところにまわっているんですねぇ。


観光本には、大きく出ていないお寺だが、見仏としては、
仏像の説明も積極的にしてくれるし、穴場的なお寺だった。
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5年ぶりの鎌倉、円応寺

2013-03-02 10:00:04 | 見仏(神奈川)
鎌倉見仏は、これで3度目くらいだろうか。
日帰り1日で、鎌倉をめぐってきた。

9時鎌倉駅着。
予定通り、鎌倉駅の観光案内所で、
頼朝切符を買って回ることにした。


最初に、鎌倉駅から、2番バス停から大船駅方面のバス乗車。
10時頃、建長寺バス停で下車。
このバス停から数分歩いたところに、円応寺。

臨済宗のお寺。
禅寺ではあるが、見仏に値する仏像がいる。
仏像といっても多くはスタンダードな仏像ではない。
閻魔大王をはじめ、閻魔大王を補佐する各種の「王」が
10体近くいる。

各王は、それぞれ、菩薩の化身という形のようだ。
文殊菩薩、普賢菩薩・・・など。
地蔵菩薩の化身が、閻魔大王となっている。
禅派の独特の仏像観なのかもしれない。

そんな王の中でも、閻魔大王の怒った表情がすごい。
玉眼の目がまんまるで、また怖い。
坐像で二メートルほどあり、一番大きい。
なぜだか、首をすくめた感じ(首が短い感じ)。
朱色の顔色が黒人のようにも見える。
なぜだか、首から下は、乾いた土で
汚れたような色合いになっている。

他の王も体の大部分が、乾いた土で
汚れたような色合いになっている。
保存状態の問題なのか、
仏像の作りの問題なのか・・・。


とにかく、めずらしい王集団のお寺だった。


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神奈川、弘明寺

2013-02-24 20:38:47 | 見仏(神奈川)
弘明寺はぐみょうじと読む。今日、はじめて、
そう読むことに気がついた。
弘明寺は、弘明寺駅近くにある。
どおりで、yahooの路線検索で、
こうみょうじと入力しても次候補がでなかったわけだ。

このお寺には十一面観音様がいるが、
賽銭箱からははるか遠くに見える程度で、
黒い影が見えるだけだった。
せっかくけんぶつにきたのにあきらめないとだめなのかと
最初は思ったが、左手のほうに受付があって、300円で
拝観できることに気がついた。

このお寺に参拝に来ている人たちで、
拝観料を払っていた人は少なかったが、
けんぶつ家として、なんのためにお寺にきたのか・・・
当然、拝観料を払いまじかで見ることにした。

最初は、木目がぎざぎざした感じの彫り方だったので、
あまり細やかさがないのかなとも思った。
が、 鉈彫り「なたぼり」といわれる彫り方らしく、
あえて肌質がぎざぎざした感じに彫られているようだ。
体全体的には、やや黒ずんでいて、
このことからも密教系の祈祷を行う宗教(真言宗)で
あることがわかる。
ちょうど、右眼近辺に木目のひび割れがあり、
変な見方をすると、や○ざ映画の出演者で
あるかのように連想させる。

この十一面観音は、行基の作品とされている。重文。
かつては国宝だったこともあったのだろう。
少し古い写真の額縁には、「国宝」の文字が書かれていた。 


この本堂の中には、密教系の仏像が10体前後くらいは
あったと思うが、いずれも小ぶりな仏像だった。

本堂以外には、空海像や、身代わり地蔵などがいる。
身代わり観音は、京浜急行電鉄が寄贈したものらしい。

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称名寺と金沢文庫、2013.2.11

2013-02-11 23:59:40 | 見仏(神奈川)
称名寺:
立派な門構えを遠くに見ながら、お寺へと近づいていった。
そしたら、門構えよりもりっぱな庭園が広がっていた。
鎌倉時代の作り(?)の橋、そして大きな池。
本堂(金堂?)を除いて見てみると、
密教系のにおいがしていた。
ただ残念なことに
本堂内は通常は公開されていないようで、
遠くから、四天王のうちの2体が、
見え隠れするくらいの感じで見えただけだった。
もうひとつある堂も中には入ることができなかった。
暗がりの中、小ぶりな不動明王がなんとなく
見えたというだけだった。
称名寺は、金沢文庫駅から徒歩15分ほど。



金沢文庫:
最初に金沢文庫って何?といままで思っていた。
鎌倉時代の武家の書籍庫だったとのこと。
鎌倉以降、いろんな武将たちが書籍を持ち出し、
書庫としての役割はなくなり、
現代にいたっては、称名寺ゆかりの仏像・仏画・書物などを
保管した博物館になっている。

こちらでは、仏像がしっかり見れたのでよかった。

時間がちょうどあったので、初老のおばさんのガイドを
聞くことにした。

入ってしばらくのところの弥勒菩薩、レプリカ。
蓮華台等を入れるとけっこう大きい。
金の色がチープな感じもするが、真新しく、きれい。
レプリカではない座称名寺所蔵の実物は、
となりの称名寺にあるという。

観音菩薩立像、小ぶりな前かがみで、腰が低い。めずらしい
姿勢をしていた。

十代弟子像の説明のとき、おばさんは、
日本にも菩薩になられた人がいるんですよ。
この称名寺にかかわる僧侶2人(一般的には無名)の
名前を挙げた。
どういう基準で菩薩なの?日本に2人しかいないのに
この土地で?どれだけ地元愛なの?と内心思った。

清涼寺仏像模写像。体内に模造の内臓が入っている京都の
清涼寺の模写像、模写画もあった。

仏教の経典を模写した巻物がたくさん展示されていたが、
米を混ぜて紙に書かれたものは、虫が好むので、虫食いのため
紙がぼろぼろになるという。



余談:
称名寺の敷地内の一角に、土に埋もれかかった小さな墓石群が
あった。直感的に、手をあわせ般若心経を唱えることにした。
(後日、かぜで体調をくずし、会社を数日休んだ。
 霊をつれて帰ってしまい体調をさらに悪化させたのでは
 ないだろうかと、思ったりもしたが、単なるタチの悪い
 風邪だったのだろう)
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川崎大師、八十八カ所

2008-03-21 00:17:17 | 見仏(神奈川)
 川崎大師内にある、ミニ八十八カ所の石碑には、
お寺の名前、本尊の名前が書いてあって、
それに目を通していたら
少しきずいたことがある。国分寺という名前のお寺が、
2つ以上あり、大日寺という名前のお寺が3つあった。
お寺の名前がかぶっているとは、思わなかった。
また、大日というくらいだから、
本尊は大日如来なのかなと思っていたら、
3つのすべてが大日如来ではなかった。
 本尊の中に、ひとつだけ天(毘沙門天)があって、
めずらいしいと思った。
そのお寺の名前は吉祥寺(きっしょうじ)。
少し新しい発見をした。

 写真は、遊び足の弘法大師金剛像。
というより、この場合は歩き足のといったほうがいいかも。
歩いている様を表現したかったのだろうから。

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鎌倉2008、鎌倉国宝館

2008-03-10 21:48:35 | 見仏(神奈川)
ここは、やっぱり、薬師如来をガードする
十二神将(12体ではなく8体しかないが)が見もの。
1m20cmほどはあって、眼玉がはいっていて、
けっこう怖いし、かっこいい。
これら神将の中に、青い目をしたものがある。
仏師はどうして青い目にしようと考えたのだろう。
当時は、外人など見ることはなかったのに。
でも結果的に青い目は、違和感なく、
神将の怖さを引き立てている。
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鎌倉2008、光明寺

2008-02-19 00:28:38 | 見仏(神奈川)
 浄土宗のお寺。
 鎌倉の中心地からは、少しはなれているので、
 なかなか観光客がきて
 なさそうなところだった。
 本堂には、このとき、お寺の人も含めて誰も
 いなくて、自分一人が広い本堂を独り占め。
 それほど大きくはないが、本尊阿弥陀如来、
 地蔵菩薩(中国のおぼうさん)、如意輪観音、
 法然上人、弁財天などがいる。
 弁財天は、口をあけて、笑っておられるような
 感じで、めずらしい。
 まずまずお勧めのお寺でした。
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鎌倉2008、建長寺

2008-02-18 00:15:17 | 見仏(神奈川)
 禅寺の鎌倉五山の一位。
 最初に本尊の地蔵菩薩にお参りしてね、
 みたいなことが書いてあった。
 早速最初に、地蔵菩薩を見に行った。
 確かに地蔵菩薩にして大きい。
 坐像で2mほどはあるだろうか。
 体には、金色も何割かは残っている。 
 一見、地蔵菩薩は、ちょっとだけこわい
 イメージがあるが、よくよく見ると
 そうでもない。白と黒の眼玉がやさしい。
 もともと、このお寺の場所は、
 刑場だったというらしい。それで、
 地蔵菩薩がお似合いなのかも。
 地蔵菩薩のほかにもやや太めで、
 木の肌が露出する千手観音坐像、
 釈迦の苦行時期の像がある。
 釈迦の像は、痩せこけた釈迦の坐像で、
 パキスタンのほうから送られたそうだ。
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