南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 岩手・陸前高田市の被災した松から作った薪を、京都の送り火(大文字焼きなど)に使うということがニュースになっていた。
 送り火は亡くなった方を弔うものであるから、2万人近い死者・行方不明者の御霊を日本古来の首都である京都で慰めることになり、「何か心が温まるなあ」と感じていた。


 しかし、急に京都市が受け入れを拒否。
 理由は「薪に放射線汚染の恐れがある」ということらしい。
 え、だって岩手県は福島とは宮城県を挟んだ隣なんだし、そんな所まで飛散しているとか考えることないんじゃないかと…。
 なんかさ、わざわざ陸前高田市民の心を踏みにじっていない?


 だが、日本中から批判が殺到した京都市は、一転、今度は薪を受け入れることに。
 え? 何この展開。


 すると、今度はその薪の放射線検査を行い、規制値を上回る量の放射線が検出されたということで、やっぱり受け入れを中止。



 何かね。
 何で最後に検査とかするかね。
 そんなに受け入れたくないんだったらさ、1回目で断ったときにそのまましとけよ。どんだけバカにすれば気が済むのか?


 京都にはなんか失望した。“日本人の心のふるさと”だとずっと思っていたのに。
 やはり京都人にとっては、東北なんか野蛮人の住む未開の地だと言いたいんだろうね。
 お高く止まってるね。

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