南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 本日、9月27日より、ライターの販売に規制が設けられた。何でこんな中途半端な日なんだろう?
 そう、子どもが簡単に使えないような対策を施したものしか販売ができなくなったのだ。

 具体的には「2方向に力を加えないといけないもの」、「いままでの倍以上の力を加えないといけないもの」の2種類のものが多いようだ。

 私は嫌煙家なので、タバコを吸うためのライターがどうなろうが知ったことではないが、何もライターは喫煙のためだけにあるのではない。
 仏壇のろうそくやお線香を点けるため、炊飯や調理をするため、暖房器具に火を灯すため…。
 それらの作業をするのは力の弱いお年寄りや女性が多く含まれる。しかし、正直言って、新しいライターは大人の男性でもちょっと使いにくい感じがする。
 ライター規制という改悪が、その方たちの行動まで制限してしまうということを政府は理解しているのだろうか? 意見を聴取したのだろうか?


 この改悪の原因は、近年、子どもの火遊びによる死亡事故が多発していることだろう。
 だが、もともと子どもが触れるような場所にライターを置いている大人がバカなだけではないか。つまり、子どもの火遊びによる事故が生じるのは大人に責任があるのだ。
 火災で亡くなった子どもはかわいそうかも知れないが、自己責任の範囲内だろう。それに火遊びによる事故だなんて、今に始まったことじゃない。

 大人の管理責任に対して何の対策も施さずに、ただ使えないようにするという考え方が「浅はか」というか「低次元」だ。これだからお役人サマの考えることは分からない。
 いつもながら「世間の常識=お役所の非常識」「お役所の常識=世間の非常識」だね。

 それに、ちょっとこういう対策を施したからといって、子どもが本当に使えないと思っているのだろうか?
 使おうと思えば子どもにだってどうにでもできる。ちょっと子どもたちの能力を過小評価しているんじゃないだろうか? 見くびっていませんか?


 世の中、バリアフリーだのユニバーサルデザインだの言われている中(これが必ずしもいいことだとは私も思ってはいないが)、あえて逆の方向に動く政府は何を考えているのか。
 だったら、多目的トイレにオストメイト装置を義務付けるみたいな悪法(バリアフリー新法)自体も今すぐやめるべきでしょう。その団体を優遇してるだけでしょ。
 長期優良住宅制度だって、ハウスメーカーを優遇しただけ。

 結局どっちつかずだね。
 相変わらず。
 全く期待してないけど。

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