南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
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70年代熊本生まれ、大分育ち、宮崎経由、鹿児島出身です。
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「はやぶさ」実物展示
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/
2011年11月23日
のち
あの「はやぶさ」が熊本にやってきた!
11/23~27の日程で、熊本市立博物館にて特別展示が行われるのだ。
「はやぶさ」が自分を犠牲にしてまで持ち帰り、日本中…いや世界中を感動させたサンプル入りのカプセル。その実物がやっと熊本でも展示されるのだ。
日本人として、これは見に行かない訳には行かないだろう!
朝からあいにくの雨だったが、昼前にようやく天気が回復したので、早速行ってみることにした。
今日は公開初日だから、並ばないといけないかと思ったが、意外や意外、予想していたよりは人出は多くなかった。やっぱり雨上がりだからだろうか。
それでも会場入口ではさすがに人が並んでいた。まあ、待ち時間5分くらいだけどね。
「はやぶさ」のニュースを知って以来、いろいろ情報を調べたり勉強したりしたので、展示パネルや説明文は既に知ってる内容ばかりだった。
「はやぶさ」の開発からサンプル採取までを15分程度にまとめたビデオが流れていたが、「はやぶさ」が最期に地球を撮影する場面と大気圏再突入して燃え尽きる場面は、何度見ても思わず涙が溢れてくる…。もう、すっかり条件反射のようになってしまった(汗)。
ふと、周りを見ると、私と同様に目頭を押さえたり、ハンカチで目を覆う方がちらほら…。
彼らは既にプラネタリウム映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」を観たのだろうか? それとも、映画「はやぶさ/HAYABUSA」の方かな?
私はプラネタリウム映画の方はまだ観ていないが、映画「はやぶさ/HAYABUSA」の方は先日観てきたところだ(→
こちら
参照)。この映画、どうやら賛成・反対意見が真っ二つに分かれているようだ。
しかし、普通の映画と違って、ストーリーをみんな知っている。
具体的に言えば「途中で通信が途絶えたこと」「その後奇跡的に通信が回復すること」「壊れたイオンエンジン同士の回路を繋げて復活させること」「最後に地球の姿をカメラに収めること」「はやぶさ本体は燃え尽きてしまうこと」「帰還したサンプルケースにイトカワの砂が無事入っていたこと」これらすべてみんなニュースなどで知っているのだ。だから、映画を見ていて、正直ドキドキワクワクする場面は皆無に近い。
したがって、ドキュメンタリー映画のように作るしか方法がないはずだ。そこにあえて架空の人物(正確に言えば、複数の実在人物のミックス)を主人公に持ってくるあたり、よく練られた作品だと、私は思うんだけどね。
…。
話がちょっと逸れちゃったので元に戻す。
さあ、パネルコーナーや模型コーナーを通り過ぎれば、いよいよ実物の展示ブースだ。
どんな感じなんだろう??? ドキドキワクワク…。
あれ?
展示ブースの前は思ったほど人は多くなかった。
きっと説明パネルを読んだりビデオを鑑賞することに時間を掛け過ぎているのだろう。博物館側の動線というかレイアウトもよくないのかも知れないな。
ついにカプセルとご対面!
へえ、カプセルって、意外と小さいんだね。
でも、こんな小さいのが、7年間、60億キロもの旅をしてきて地球に戻ってくるなんて…。日本の科学技術力の高さに、改めて感銘を受けました。
大気圏再突入の熱からカプセルを守った黒焦げのシールドは、残念ながらレプリカの展示。諸事情で実物が展示できないのは仕方ないにしても、せめて実物の写真くらい、横に展示してもよかったんじゃないかな??
でも、透明のケースに入れてあるのだから、カプセルにもう少し顔を近づけて見られるように展示してほしかったかなあ。
警備員や博物館職員が「立ち止まらないでください」などと何度も何度も繰り返し注意を促すが、ごった返している訳でもないんで、ちょっと立ち止まってもいいと思うんだけどね。
マニュアルどおりの対応なんだろうけどね。
で、もう1つ残念なことが。館内、すべて「撮影禁止」なんだそうで…。
でも、何で撮影禁止だったんだろう?
撮影したところで、何の迷惑にもならないと思うんだけどね。押すな押すなの大盛況ならば、立ち止まって撮影なんてされると混雑を引き起こすから意味分かるけど…。
以前、ヨーロッパ旅行に行ったとき、どこに行ってもカメラ撮影OKで、パリ・ルーヴル美術館のあの「モナリザ」ですら、撮り放題だったんだけどね。
あ、バチカン・システィーナ礼拝堂の「最後の審判」の絵画だけは撮影禁止だったけど、それくらいじゃなかったっけ?
まあ、いずれにしても「はやぶさ」の遺産の実物を見ることができてよかった。
感動をありがとう!
【写真1】カプセル展示の看板
【写真2】プラネタリウム券は完売…
【写真3】おまけ:びぷれす広場にくまモンが!
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