のち
先日、ユネスコは、日本政府が申請していた「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の無形文化遺産登録を決めた。
同じく建築を志す私としても、とてもうれしい限りだ。
でも、日本の伝統建築は危機に陥っている。
それは、現行の建築基準法では伝統構法での建築がやりにくいからである(不可能ではないが)。
現在の木造建築物では「接合金物」がほぼ必須。
伝統構法では当然ながらそのようなものがなかったが、「ほぞ」「蟻継ぎ」などの先人の知恵による継ぎ手で、成り立っていた。
しかし、今の木造はプレカット工法が主流になり、施工が簡単なので工期が短縮できるようになった反面、熟練の大工は要らなくなった。
このままでは、近い将来、技術も人材も枯渇してしまうだろう。
もう、神社や寺院、城郭などを修理できる人はいなくなるかもね。
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■今日の行動
なし
■今日の買い物
ゆめタウンはません
ベスト電器ゆめタウンはません店
■今日の献立
朝:バナナ
昼:なし
夕:自然薯、ミルフィーユ鍋