taraの日常

好きなものいろいろ

舞台上のリアルとはなにか?~SONG WRITERS

2015-09-06 17:30:39 | 観劇
  思い起こせば、3月のクリエコン。アッキー回が取れず…アッキーの歌が久しぶりに聴きたいよ~とお友達につぶやいたところ、このチケットを手配してくれました。
8月8日(土)ソワレ シアタークリエ
<キャスト>
エディ:屋良朝幸/ピーター:中川晃教/マリー:島袋寛子/ニック:武田真治/ジミー:泉見洋平/パティ:藤林美沙/ガンビーノ一家:コング桑田、植原卓也、平野良
<あらすじ>
「世界が驚愕するミュージカルを創るんだ!」と大胆不敵な夢を見る、自信過剰の作詞家エディと、気弱な作曲家ピーター。歌姫マリーの出現、音楽ディレクター・ニックの後押しにより、夢が実現へ急速前進を始めた。ところが・・・作品の魔力にとりつかれ、何と!エディは現実と物語の境界線を越えてしまう。「ここは、現実 それとも夢の世界?」エディがコントロールできなくなった虚構の物語は、いつしか現実の世界で巨大な犯罪組織への招待状に変わっていった!ニューヨークの街を、友情が、切なさが、恋が、幾つもの謎を解きながら“愛”に向けて疾風の如く駆け抜ける!

…と、まあ、これはクリエのページからコピってきました。ニックの「てんこ盛りだよ~!グッドニュース!」で始まる能天気なミュージカルか…と思いきや!舞台の中に何回も虚構の世界が現れる結構複雑なストーリー。油断しているとエディの構築した作品世界と現実との区別がつかなくなって、意識は右に左に揺さぶられる…この不思議な心地良さ。このストーリー、普通のストレートプレイだったら「なにこれ?イラッ」っときそうなんですが、ミュージカル舞台だと「ま、それもありか」と腑におちてしまう。この心地よさを支えているのは、キャストの確かな歌とダンス、そして演技力なのだと思います。ミュージカルだからこそできる舞台なんだな~と。

屋良くん、初めて観ました。みんながファンになるの良くわかりました。だって、すんごく一生懸命。そして可愛くて上手い。hiroちゃんはモーツァルトのコンスタンツェ以来。彼女はコメディのほうが合うんじゃないかな。メリハリがあって生き生きしてました。泉見ジミー…この人は裏切られて殺されちゃう役、似合うな~(…ほめてます(笑))あっきー安定の歌唱力。満足。…しかし、半ズボンは若干厳しいかと(ファンの方ごめんなさ~い)半ズボンはかなくてもお衣裳がとても可愛いから、次回はご検討を。…そうそう、この舞台はお衣裳がとても可愛くって好きだなぁ~。特にガンビーノ一家の3人の並びが可愛くて…すんごいバラ柄のスーツがイカレてるのがとても良い!
そして!やっぱり武田ニックの豹変ぶりがこの舞台の'リアル'を支えているんだと思うのよね。まとう空気まで変えてしまうあの巧みさには、観客も圧倒されます。

舞台という四角い枠の中で演じられるお芝居って、結局は虚構にすぎないのだけれど、みんなお約束として'リアル'を求めるよね。それがいろいろな人生を垣間見て共感を得る、ということであるし、舞台を観る意味でもある。でもでも。'リアル'すぎても成立しないと思う。だって、歌って踊っちゃうミュージカルなんて現実ではありえない最たるものでしょ?今回の舞台だって、一幕のニックは「お気楽」の、ガンビーノ一家は「悪だけど憎めない」っていう単なる「記号」だと思うのよね。「記号」が「リアル人生」に変わる時(ニックの変貌とかね)の鮮やかさと面白さったら。舞台ならでは!の楽しさを堪能しました。それにしても、舞台における'リアル'ってなんだろう。あらためて考えちゃいました。
再演ありますか?また行きたいです。


WOWOW「僕らのミュージカル・ソングコンサート」

2015-09-06 16:39:50 | 観劇
8月4日、六本木のビルボードライブ東京に行ってまいりました。
入手困難と言われた公開録画チケット、お友達の大大々尽力のおかげで入手。芳雄くん言うところの「身銭を切っていない方達の回」です。

出演
井上芳雄/フィリップ・エマール/天童よしみ/和音美桜/平野綾/藤岡正明

セットリスト
--- 一部 ---
♪ Don't Rain on my Parade 「ファニーガール」 井上
♪ 踊りあかそう 「マイ・フェア・レディ」 天童
♪ メモリー 「CATS」 平野
♪ 二人を信じて 「ルドルフ」 和音
♪ バレットソング 「タイタニック」  藤岡
♪ 愛していれば分かり合える 「モーツァルト!」 井上&平野
♪ 私が踊る時 「エリザベート」 井上&和音
♪ 美女と野獣 「美女と野獣」 井上&天童
♪ For Good 「ウィキッド」 井上&藤岡
--- 二部 --- あなたの好きなミュージカルソングアンケートより
♪ My Favorite Things 「サウンド・オブ・ミュージック」 井上
♪ A Whole New World 「アラジン」 藤岡&平野
♪ 夢やぶれて 「レ・ミゼラブル」 和音
♪ 闇が広がる 「エリザベート」 井上&藤岡
♪ 雨に唄えば 「雨に唄えば」 天童
♪ 明日への階段 「ルドルフ」 井上
♪ Dancing Queen 「マンマ・ミーア!」 平野&和音
♪ Seasons of Love 「RENT」 藤岡
♪ The Music of the Night 「オペラ座の怪人」 天童  
♪ 僕こそミュージック 「モーツァルト!」 井上
♪ トゥモロー 「アニー」 全員 

いやはや、あっという間の1時間半でありましたよ。
'生'天童よしみ…なんか凄かった。演技やダンスがなくても、歌で物語を表現するってできるんだね~。「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」芳雄くんに歌ってもらいたかったような気もしたけれど、天童さんのファントムも迫力ありました。
圧巻はやはり、芳雄vs和音さんの「私が踊る時」と芳雄vs藤岡くんの「闇広」でしょうか。芳雄くんと和音さんの声は相性がいいのか、デュエットすることで、世界がものすごく広がる感じがする。次期シシィは是非!とみんな真剣に思ったんじゃないかしら。藤岡くんとの「闇広」…この二人の組み合わせでこの曲って、超レアですよね?二人が2階席から会場の左右にある階段を歌いながら降りてきて…もうっ!どきどき!井上くんと藤岡くんは、トートとルドルフっていうより…そうだなぁ~闇の帝王ふたりの対決みたいな迫力でした。
29日のWOWOW放送はいかがだったのでしょうか?

本格稼働

2015-09-06 09:46:44 | 日常
9月になってお仕事本格稼働に入りました。先週は本当に消耗した…
疲れが溜まってたのかな~?昨日、紙ごみをまとめていた時に!腰が!腰がっ!!…ぜったい「ギクッ」って音がした。コルセットで固定してたらば少しは痛みが引いてきたけど。明日から大丈夫かな~?

今日は溜まった録画を見なければ。オダジョーの高橋是清とサダヲの小林一三であります。