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8月8日(土)ソワレ シアタークリエ
<キャスト>
エディ:屋良朝幸/ピーター:中川晃教/マリー:島袋寛子/ニック:武田真治/ジミー:泉見洋平/パティ:藤林美沙/ガンビーノ一家:コング桑田、植原卓也、平野良
<あらすじ>
「世界が驚愕するミュージカルを創るんだ!」と大胆不敵な夢を見る、自信過剰の作詞家エディと、気弱な作曲家ピーター。歌姫マリーの出現、音楽ディレクター・ニックの後押しにより、夢が実現へ急速前進を始めた。ところが・・・作品の魔力にとりつかれ、何と!エディは現実と物語の境界線を越えてしまう。「ここは、現実 それとも夢の世界?」エディがコントロールできなくなった虚構の物語は、いつしか現実の世界で巨大な犯罪組織への招待状に変わっていった!ニューヨークの街を、友情が、切なさが、恋が、幾つもの謎を解きながら“愛”に向けて疾風の如く駆け抜ける!
…と、まあ、これはクリエのページからコピってきました。ニックの「てんこ盛りだよ~!グッドニュース!」で始まる能天気なミュージカルか…と思いきや!舞台の中に何回も虚構の世界が現れる結構複雑なストーリー。油断しているとエディの構築した作品世界と現実との区別がつかなくなって、意識は右に左に揺さぶられる…この不思議な心地良さ。このストーリー、普通のストレートプレイだったら「なにこれ?イラッ
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屋良くん、初めて観ました。みんながファンになるの良くわかりました。だって、すんごく一生懸命。そして可愛くて上手い。hiroちゃんはモーツァルトのコンスタンツェ以来。彼女はコメディのほうが合うんじゃないかな。メリハリがあって生き生きしてました。泉見ジミー…この人は裏切られて殺されちゃう役、似合うな~(…ほめてます(笑))あっきー安定の歌唱力。満足。…しかし、半ズボンは若干厳しいかと
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そして!やっぱり武田ニックの豹変ぶりがこの舞台の'リアル'を支えているんだと思うのよね。まとう空気まで変えてしまうあの巧みさには、観客も圧倒されます。
舞台という四角い枠の中で演じられるお芝居って、結局は虚構にすぎないのだけれど、みんなお約束として'リアル'を求めるよね。それがいろいろな人生を垣間見て共感を得る、ということであるし、舞台を観る意味でもある。でもでも。'リアル'すぎても成立しないと思う。だって、歌って踊っちゃうミュージカルなんて現実ではありえない最たるものでしょ?今回の舞台だって、一幕のニックは「お気楽」の、ガンビーノ一家は「悪だけど憎めない」っていう単なる「記号」だと思うのよね。「記号」が「リアル人生」に変わる時(ニックの変貌とかね)の鮮やかさと面白さったら。舞台ならでは!の楽しさを堪能しました。それにしても、舞台における'リアル'ってなんだろう。あらためて考えちゃいました。
再演ありますか?また行きたいです。