taraの日常

好きなものいろいろ

国宝をみる!~東寺、金戒光明寺、三十三間堂

2017-12-11 14:43:29 | 旅行
国宝展ですっかり抜け殻になったので、2日目はもうどうでもいいや~な気持になっていたのですが…2日目のラインナップ、割と良かったです。特別公開の情報や移動にかかる時間などを考慮しての適切な組み合わせっていうのかしら?個人旅行ではなかなかできないことだな~と。
2日目、朝一で東寺へ。
    「そうだ、京都へ行こう」では今、東寺の夜間ライトアップの画像が使われています。ちょっと真似してみましたが、逆光になってしまってなかなか難しい。
 講堂内部の立体曼荼羅…素晴らしかったです。ここでも国宝がいっぱい!素晴らしい仏像たちがぎゅう詰め(笑)で、圧倒されます。しかも仏像は皆さんイケメン揃い平安の昔にここを見た人々は遥か彼方にある密厳浄土(…極楽じゃないのね)に想いを馳せ、願いを込めたことでしょう。なんていうか…心が清々しくなるような祈りの空間であります。おとなり金堂も薬師如来さまと日光月光菩薩さまが静かにおわします。ここも落ち着いた空間です。
五重塔は初層内部特別拝観ができます。ぐるりと回って開け放った扉から内部を見るという拝観ですが、内部の装飾には鮮やかな色彩がまだ残っているのが良く見えます。それから扉にも如来様の浮彫がうっすらと残っていました。
東寺では、弘法市というのもやっていて、お野菜や手作りの布小物などの素敵なお店がたくさん出ていました。もう少し時間があったら、ゆっくり見てみたかったかな。

さて、お次は鴨川を超えて、金戒光明寺へ。ここは初めて訪れるお寺です。
       
紅葉が美しく、なにより人が少ない。山門からの眺めも京都が一望できて素晴らしい。そして、なんとなんと!思いがけず若冲「鶏図」を見ることができました。美しく柔らかい、でも力がある筆の線。…やっぱ若冲って凄いなぁ~。
 牛車の車輪模様のマンホール。最近マンホーラーさんって良く聞きますよね。
     
お昼は智積院そばのお料理やさんでお弁当。
   
旅の最後は三十三間堂です。以前来たのは…30年くらい前?拝観入口の建物とかあったかしら?1000体の千手観音像、相変わらず凄い迫力。救いを求める人々の願いの切実さを感じます。
三十三間堂は京都国立博物館の向いにあります。博物館に目をやると、道路にまで行列ができていました。…並ばなくてもイイ!って素晴らしいね~。

このあと、京都駅でお土産を買って今回の旅は終了です。お土産たちを写真に収めるのを忘れました…ので、ちょっと羅列を。
・阿闍梨餅(20分待ち…こんなところで並ぶとは(笑))
・お漬物2種(九条ネギと葉っぱ付き赤かぶら)
・SIZUYAのパン(カルネ、卵サンド)
・三十三間堂の黄金のクリアファイル(難航している仕事の書類を挟んでおけば、いつか成仏してくれそうな気がするので)
・金紛入り昆布茶(東寺で購入、というか…上手いこと買わされたというか)
お土産のお買い物には「三月のライオン」のエコバックが大活躍!
 京都新幹線からの眺め。


国宝をみる!~京都国立博物館

2017-12-11 13:16:50 | 旅行
さてと!いよいよ国宝展です。ワクワク
  
最初は明治学院大の山下先生と井浦新さんのトークショーです。
   うおぉ!生アラタ様あーーん、写真上手く撮れなかったよ
そして、この後この会場の200名ほどで、ゆっくり国宝展をみます。
本当は、等伯父子の屏風がみたかった。曜変天目がみたかった。天寿国繍帳もみたかった。雪舟も牧谿も飛花青磁もみたかった。けど、期間で展示替えしちゃうからね…しかたないうん、でもでも、Ⅳ期の展示もなかなか素晴らしかったです。縄文土器、縄文のビーナス、孔雀明王図、源氏物語絵巻、源頼朝肖像、大きな大きな大日如来坐像と小さな小さな薬師如来坐像、油滴天目、尚家の螺鈿細工…どれも素晴らしい日本のお宝でした。特に、閉館間際、応挙「雪松図」光琳「燕子花図」蕪村「夜色楼台図」に囲まれた空間を独り占めできたあの時間の贅沢さときたら!…もう、なにものにも替え難い。
   
とてもとても満足。抜け殻のようになって博物館を後にしました。
 ばんごはんはお泊りのビジネスホテルのレストランでお弁当。でも、ごめん、味とか殆ど覚えてない。


国宝をみる!~嵐山天竜寺と大河内山荘

2017-12-11 10:44:47 | 旅行
最近の美術館の混み具合に心底ウンザリしているわたくしでありますが…そんな私が「おおっ!」ってことで即申込したのが「京都国立博物館『国宝』夜間貸切内覧会」というクラブツーリズムのツアーであります。京都までの新幹線と1泊の宿泊、国宝展と京都のお寺いくつか…で56,000円也。高いのかな?安いのかな?良くわからないけれど、休館日の月曜の夜に並ばないでみられる!っていうのはとっても魅力的しかも、山下先生と新さんの特別講演付きですネットでラスト1名状態でしたので、思い切って久しぶりの一人旅を決行することにしました。

全く見知らぬ人たちとの旅行ってどんなんかしら?とちょっと不安に思いつつ、集合場所の東京駅に行ってみましたら…お一人様参加がほとんど、皆さん旅慣れておられ、マナーも素敵な方ばかり。こういうツアーも案外悪くないなぁと。
 おとなりになった方の旅のお供はかえるさん。おおっ!昔一緒に出張や旅行に行ったかえるのイチと色違い(イチは紫でしたなぁ)の兄弟であります!なんとっ!こんなところで会えるとは!…同じ心を持つ人っているのねえ…。
そうこうするうちに京都到着。最初の目的地は嵐山天竜寺です。特別公開「雲龍図」と庭園を見ます。「雲龍図」は八方睨みの龍と言われており、どこから見ても龍と目が合うらしい。加山又造先生の力作であります。ふむふむ。
 
見張り櫓(なのかな?)のある書院と渡り廊下を抜けてお庭へ。
   
お座敷も広々としていて立派です。
                 
 お友達とカシャリ
さて、ここからはフリータイム。特別決めていなかったので、新幹線でお隣になった方に大河内山荘に連れて行ってもらいました。
  
竹林を抜ける坂道をのぼるのですが…人多すぎお庭もそうだったんですが「幽玄」とか「吹き渡る風」とか「もののあはれ」とかとは全く無縁の世界(笑)。でも、大河内山荘は静かでココロ休まる空間でした。
                   
よく手入れされた庭園と素晴らしい眺め。昔の銀幕スターって凄いんだなぁ~。
 
  
結構歩いたのでかえるちゃんも「疲れた~」お抹茶と一口最中で癒されました。
  野々宮神社と竹林。
再び嵐山駅前に戻ってきました。渡月橋、どうしようかな~と思いましたが、遠目で見ても激混みな感じなので…ま、行かなくてもいいかなと。
  
嵐山駅前は…ほぼ鎌倉小町通り、人大杉。リラックマレストランのサンプルがめっちゃ可愛いかったので、写真を撮ってみました。