コミカル記事やグルメ情報、攻めの行政サイト 京都・長岡京

2017-11-13 15:15:22 | 政 governing
 京都府長岡京市は、定住促進などを目指すシティープロモーションの一環で、ホームページ(HP)「SENSE NAGAOKAKYO」(センス ナガオカキョウ)を立ち上げた。外部ライターが市内のイベントや人物の取材と執筆を担い、斬新な切り口で「攻めの情報発信」(広報発信課)に取り組む。

 従来の市HPのサブサイトとする位置づけで、サイト運用を東京都の広告代理店に業務委託。京都を拠点に観光や歴史などを対象にガイド本やウェブの媒体で活動するフリーライター3人が取材、執筆する。これまでとは一線を画し、普段、市からの情報に触れる機会の少ない層にもアピールできる良質な読み物を提供するのが狙いという。

 同市で開催された町歩きイベント「KYOTO RETRO MODERN」(キョウト レトロ モダン)をプロジェクションマッピングの動画や写真を織り交ぜて紹介済み。12日に行列巡行が控える「長岡京ガラシャ祭」に関連して戦国時代の結婚観や衣装についてコミカルに取り上げる記事や、グルメ情報を掲載中だ。

 今後、紅葉の穴場特集、市内の商店などで人気を集める名物店主の人生遍歴や、逸品の製作秘話に焦点を当てた企画を構想する。

 ライターの記事に対しては、外部の視点を生かすため、事実誤認がないかなど最低限の確認にとどめる方針といい、市広報発信課は「眠ったままの資源の掘り起こしにつなげたい」とする。

【 2017年11月13日 09時10分 】


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