図書館で借りた本の履歴を記録したり、借りたい本をリスト化したりするインターネットサービス「マイ本棚」を、京都府向日市寺戸町の市立図書館が11月からホームページ(HP)上で導入した。
図書館で借りた本の履歴は個人の思想信条に関わる情報に該当することから、市立図書館では貸し出しやネット予約の記録は一切残していない。一方、利用者からは「同じ本を借りてしまった」「履歴を確認できないか」などの声が多く寄せられるという。
今年5月、利用者が手元で履歴を記帳できる「読書手帖」の配布を始めたところ好評を博し、同館のホームページ更新に合わせてサービスを導入した。
マイ本棚には、利用者が、同館のHPから固有のニックネームを使ってログイン。同館で蔵書する約17万点の図書資料の中から読み終えた本を検索し、「2016年に読んだ」「仕事に使えそう」などと自由に設定した分野別に登録し、随時確認できる。読書中や今後読みたい本をチェックしてリスト化することもできる。
同館は「図書館を身近に使ってもらえる一つのツールになれば」としている。
【 2016年11月15日 11時28分 】
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