柳谷観音楊谷寺(京都府長岡京市浄土谷)は19日から12月4日まで、アートフェアを初めて開催する。寺にちなんだ美術品の展示や、上書院の特別公開など多彩な催しで紅葉シーズンを盛り上げる。
初日の19日は、平城遷都1300年記念事業のマスコット「せんとくん」を制作した東京芸術大大学院の籔内佐斗司教授の作品が奉納され、午後2時から籔内氏が記念講演する。
期間中、毎年初夏にあじさいまつりを開催しているのにちなみ、アジサイにちなんだ浮世絵などを寺宝庫で展示する。歌川国貞の「當世十花撰 紫陽花」や、幸野楳嶺の「花鳥画譜 紫陽花と軍鶏」などが出品される。また同寺が所蔵する美術品の中から、秋にちなんだ掛け軸などもあわせて特別公開する。
棟方志功の複製版画など約60点のアート作品のチャリティー販売も行い、売り上げの一部を熊本地震の義援金として寄付する。
また、毎月17日のみ限定公開している上書院を期間中に特別公開(入場料500円)し、23日午前11時~午後2時には舞妓が出迎える。このほか、27日午後11時半から奉納演奏や体験会もある。
拝観料200円。柳谷観音楊谷寺は「芸術の秋でもあり、アートも紅葉のように身近に感じてもらえれば」としている。
【 2016年11月13日 10時20分 】
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