京都府向日市を拠点にしている「乙訓不登校を考える親の会『大地』」が、発足から1年を迎えた。子どもの不登校に悩む保護者が集い、専門家も交えて家庭や学校、親自身のことで意見を交換し、解決策を探りながら交流を深めている。
大地は、子どもが不登校だった同市の保護者ら数人が昨年12月1日に設立。直前に大山崎町で心理臨床家の高垣忠一郎さんの講演を聞き、子どもに寄り添った教育の大切さを知り、不登校について親同士が向き合える場所を作ろうと考えたことが、大地を立ち上げるきっかけになった。
現在の会員は9人で、毎月第3日曜の午前中に寺戸公民館(向日市寺戸町)で定例会を開いている。会員以外にも参加者はおり、毎回10人前後で子どもや家族の様子、抱えている不安や先生との関わり方などを話し合う。
先月の定例会には乙訓地域や京都市から9人が参加。中高生は進路を決める時期とあって、保護者からは不登校に加え、受験勉強にも身が入らない状況を危ぶむ声が出た。サポーターとして大地に参加する精神保健福祉士の木下秀美さんは「何が何でも15歳の春に高校に行かなければならいことはない。本人のスイッチが入るのを待ってあげて」と助言していた。
小学4年の長男が3カ月前から不登校になった京都市の女性は、友人の紹介で初めて大地の定例会に参加し「幅広い年代の不登校の状況が聞けた。悩んでいるのは私だけじゃないということも分かり安心感が持てた」と話す。
大地の三浦千尋代表は「子どもが安心して生活できることが一番大切。そのために何が必要か、みんなで考えていきたい」と、今後の活動を見据える。
【 2017年12月12日 14時50分 】
大地は、子どもが不登校だった同市の保護者ら数人が昨年12月1日に設立。直前に大山崎町で心理臨床家の高垣忠一郎さんの講演を聞き、子どもに寄り添った教育の大切さを知り、不登校について親同士が向き合える場所を作ろうと考えたことが、大地を立ち上げるきっかけになった。
現在の会員は9人で、毎月第3日曜の午前中に寺戸公民館(向日市寺戸町)で定例会を開いている。会員以外にも参加者はおり、毎回10人前後で子どもや家族の様子、抱えている不安や先生との関わり方などを話し合う。
先月の定例会には乙訓地域や京都市から9人が参加。中高生は進路を決める時期とあって、保護者からは不登校に加え、受験勉強にも身が入らない状況を危ぶむ声が出た。サポーターとして大地に参加する精神保健福祉士の木下秀美さんは「何が何でも15歳の春に高校に行かなければならいことはない。本人のスイッチが入るのを待ってあげて」と助言していた。
小学4年の長男が3カ月前から不登校になった京都市の女性は、友人の紹介で初めて大地の定例会に参加し「幅広い年代の不登校の状況が聞けた。悩んでいるのは私だけじゃないということも分かり安心感が持てた」と話す。
大地の三浦千尋代表は「子どもが安心して生活できることが一番大切。そのために何が必要か、みんなで考えていきたい」と、今後の活動を見据える。
【 2017年12月12日 14時50分 】
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