京都・乙訓の紅葉名所、深まる秋

2017-11-20 11:10:02 | 木 plants
 錦秋を迎え、京都・乙訓地域の紅葉の名所は見頃を迎えつつある。昼夜の寒暖の差が増すごとに色づきも深まってきた。赤に染まった木々が、訪れた多くの観光客や市民を楽しませている。

■光明寺

 例年約7万人が訪れる長岡京市粟生の光明寺には約500本のモミジの木がある。同寺は「色づきは1週間ほど早く見頃は今月下旬」という。総門近くや御影堂周辺は終盤で、最盛期に紅葉のトンネルとなる「もみじ参道」は赤や黄、緑色のコントラストが美しい。12月6日まで特別入山(午前9時~午後4時)が行われている。入山料は高校生以上500円。

■宝積寺

 大山崎町大山崎の宝積寺では色づき始めたモミジが本堂や三重塔周辺、参道沿いを彩る。「ここ最近の冷え込みでぐっと赤くなってきた」(同寺)。天王山をハイキング中の地元の島村寿香さん(46)は「高地にあるためか他の場所より赤く染まっていてきれい」と話した。山麓では聴竹居(12月2日のみ庭園は無料公開)やアサヒビール大山崎山荘美術館でも紅葉が楽しめる。

■向日神社

 向日市向日町の向日神社では、参道や本殿の周囲に植えられているモミジが色づき始めている。神社には散歩で訪れる市民のほか、近くの小中学生が歩く姿も見られる。近くの松嶋由希子さん(75)は「モミジが赤くなり始めたのを見ると、今年も残り少なくなってきたなと思いますね」と、秋の深まりを実感している様子だった。

■柳谷観音楊谷寺

 長岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺では、上書院や奥之院を囲む木々の赤が深みを増している。一番の見頃は20日ごろからの約1週間といい、12月3日までの「紅葉ウイーク」期間中は上書院を連日公開。八幡市から訪れた山岡恵子さん(51)は「山あいだからこそ味わえる景色。心が癒やされます」と話した。同期間中は拝観料200円、上書院は別に500円が必要。

【 2017年11月17日 11時08分 】



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