学童野球20年、強豪に育つ 向日ウイングス

2011-12-29 11:55:55 | 民 people
記念撮影を前に駒月選手と談笑する向日ウイングスの児童(向日市・第4向陽小)京都府向日市寺戸町の第4向陽小を中心とする学童野球チーム「向日ウイングス」が結成20周年を迎え、府内有数の強豪に育った。チーム出身で初のプロ選手も誕生。児童には大きな目標ができ、指導者は「これからも原石を磨き続けたい」と意欲を燃やしている。

 ウイングスは1991年に設立された。児童は次第に増え、現在は43人が所属する。最近は近畿各地へ遠征して強豪チームと試合を重ねて力を伸ばした。一昨年は約250チームが出場する府大会で優勝。昨年は近畿大会で準優勝、今年は4年生以下が出場する府ジュニア大会で優勝するなど好成績を挙げ、乙訓地域ではトップレベルの強さだ。

 節目の今年は、ウイングス出身で塔南高の駒月仁人捕手(18)が西武から3位指名を受けて入団し、今月上旬には6年生の卒団行事にゲスト参加。児童と一緒にノックを受け、握手会や記念撮影もして交流を深めた。

 第4向陽小3年で野球を始めた駒月捕手は「ハードな合宿で基礎を学んだ。ウイングスには感謝しています」と振り返り、指導した吉岡代表(66)は「体は硬かったが、当時から天性の打力を持っていた」と成長を喜んだ。同小6年の主将岡大誠君(12)は先輩のプレーに接し、「体が大きくて投げる球も速い。僕もあんな選手になりたい」と目を輝かせた。

 総合コーチの藤原賢一さん(46)は「学童野球でも、今は勝ち抜こうとすれば高校並みの緻密(ちみつ)な戦術が必要」という。野球人口は近年サッカー人気に押され気味だが、「ウイングスは地域限定で入団テストもない。最初の一歩を踏み出す子どもの長所を見いだし、原石を磨き続けたい」と話している。

【 2011年12月29日 11時37分 】

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