日本語の魅力古典で 京都・乙訓の児童生徒、作品朗読・暗唱

2016-10-31 13:27:05 | 会 party

 児童や生徒が古典作品を朗読、暗唱する催し「古典の日~声に出して読もうin乙訓」が29日、京都府大山崎町円明寺の町体育館で開かれた。乙訓2市1町の13小中学校が参加し、来場者に日本語が持つ魅力を伝えた。

 古典に親しむことを通じて子どもたちに日本語の美しさを実感してもらい、言語力の向上を図ることを狙う。2012年に法制化された11月1日の「古典の日」に合わせた取り組みで、府教育委員会が主催した。

 乙訓高放送部員が司会・進行を務め、向陽高合唱部員が「赤とんぼ」などを歌って開幕。発表は長岡第九小が一番手で登場し、14人が枕草子の「春はあけぼの」で始まる有名な冒頭部の原文と現代語訳を暗唱した。続いて大山崎小が上方落語の古典「ちゃっくりがきいふ」に挑戦。児童らは身ぶりを交えながら関西弁を披露し、客席の笑いを誘った。

 寺戸中の生徒らは、扇形の紙に書かれた源氏物語の一節を朗読。紫の上が危篤になった様子などを情感豊かに読み上げ、来場者は熱心に耳を傾けていた。

 このほか、特別企画として、向日市の図書ボランティア団体が竹取物語を上演した。

【 2016年10月30日 11時20分 】



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