「建築界の宝」も無残 大阪地震、モダン住宅聴竹居の見学中止

2018-06-24 09:45:55 | 災 disaster

 18日に発生した大阪北部地震で、戦前のモダン住宅として知られる京都府大山崎町の「聴竹居(ちょうちくきょ)」でも母屋・茶室(いずれも重要文化財)の窓ガラスや土壁に被害があった。

 聴竹居では外壁がはがれ落ちたほか、建築当時から使われている窓ガラスが割れるなどの被害が生じた。茶室の壁もはがれ、地下倉庫の内部があらわになった。

 維持管理や案内をする一般社団法人「聴竹居倶楽部」のメンバーらが駆けつけ、掃除や予約キャンセルの対応に追われた。事務局長の田邊均さん(64)は「今年は来場者1万5千人を見込んでいたのに残念だ。ここは建築界の宝。こんなことになって身が裂かれる思い」と話した。今月の聴竹居の見学は全て中止、来月以降は未定。

 町内の民家でも屋根瓦が落ちたり壁にひびが入る被害があった。

【 2018年06月19日 11時51分 】



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