災害時、在宅療養児どう避難? 京都で訓練

2016-10-31 12:50:17 | 災 disaster

 大規模災害に備え、人工呼吸器などの医療機器を使用している在宅療養児の避難や福祉避難所での支援の訓練が20日、京都府長岡京市井ノ内の向日が丘支援学校などで行われた。市内の在宅療養児を同校へ搬送し、関係者ら約80人が避難場所での療養や電源確保の方法を学んだ。

 府乙訓保健所と市、同校が主催し、地元自治会や市社会福祉協議会、乙訓医師会などが協力した。

 訓練はマグニチュード7・2の直下型地震が発生し、乙訓地域への送電が止まったとの想定で実施。長岡京市が同校に福祉避難所を開設し、人工呼吸器を付けて在宅療養している市内の小学5年の男子児童と保護者が避難した。市から避難所開設を伝えるメールを受け取った児童と保護者は車で同校に移動し、参加者の前で看護師らの療養を受けた。

 乙訓地域には、電気が必要な医療機器を使っている患者が約60人おり、災害時の電源確保が課題となっている。この日は参加者らが電気自動車から電力を得る手順も確認。電気自動車メーカーの担当者に「1回の充電で電気代はいくらくらいかかるのか」と質問し、担当者は「300円程度。定額で何回でも充電できる方法もある」と説明していた。

【 2016年10月21日 10時44分 】



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