孤独なママ支え10年、親子サロン「つらい時、寄って」 京都

2016-10-31 13:05:36 | 護 help

 京都府大山崎町の親子サロン「スマイルプレイス」が、活動10年目を迎えた。「子育て中の母親は孤独。何かしらの形で支えたい」との思いで発足し、今では乳幼児を連れた母親たちを温かく迎え入れる居場所となっている。

 サロンが発足したのは幸山由佳代表(45)=同町円明寺=の約20年前の育児経験がきっかけだ。当時は転勤族で転居先の地域になじめず、周囲に子育てを相談できる人がいなかった。こうした経験を踏まえ、町に引っ越した2年後の2007年から町内の女性2人と協力し、育児支援サロンを町立中央公民館などで始めた。

 現在はサロンを月1回開き、10~15組の親子が訪れる。スタッフは計9人で、かつて通っていた母親が子の就学と同時に「卒業」して、スタッフになるケースもあるという。

 今月4日には12組の親子が同公民館別館の和室に集まり、保育士の免許を持つスタッフが手遊びを教えたり、絵本を読み聞かせたりした。母親らは、幸山さん手作りのカボチャ味のチーズタルトとお茶を楽しんだ。5月から参加する三宅沙織さん(33)=同町大山崎=は「ここでは少し自分の時間ができる。保育士から育児のこつを教えてもらえるのも助かる」と話した。

 幸山さんは「周りに助けられ、続けられた。子育てがつらい時はふらっと寄ってください」と笑顔で語る。

【 2016年10月22日 12時27分 】



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