姉妹都市交流深め30年 長岡京市友好協会

2016-06-05 16:49:02 | 会 party
 京都府の長岡京市友好交流協会が、設立30周年の節目を迎えた。文化事業を通じて米国や中国などの友好姉妹都市と交流を深める活動を進めてきた。会員数も2007年の285人から現在は353人と堅調に推移。一方、会員の高齢化が進んでおり、協会は世代交代を進めて活動を活性化させようと、若い世代の入会を呼び掛けている。

 同協会は、市の友好姉妹都市である中国寧波市、米国アーリントン、静岡県伊豆の国市との交流を促進するため1986年に発足。役員会の下にある3都市ごとの委員会が実務を担っている。

 2014年4月にはアーリントンとの姉妹都市締結30周年を記念する式典参加のため市民訪問団が訪米。寧波市には毎年のように会員らが渡航し、昨年11月も訪中した。伊豆の国市で同月に初開催された「時代まつり」行列にも参加した。

 協会は長岡京市内で英語や中国語講座、太極拳、中華料理教室、海外文化を身近に感じてもらう講演会などを開催している。

 会員は個人、18歳未満の青少年、団体・法人の3種類があり、長岡京市以外の個人や団体も入会できる。講座や講演会の参加をきっかけに入会する人が多い半面、早期の退会者も少なくない。大半の人は講座や講演には興味を持っているが、友好姉妹都市への関心は高くない。3都市にも興味を持ってもらい、会員を続けてもらうことが今後の課題だ。

 喜多利和事務局長は「働き盛りの世代を中心に若者の入会を促し、活動を活性化させたい」と話す。協会は設立30周年の記念冊子をこのほど作成、市内の公共施設などで配布する。

【 2016年06月04日 11時04分 】


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