畳新調、図書室にイグサ香る 京都畳組合、長岡第九小に寄贈

2015-11-20 06:26:06 | 護 help
 きれいな畳の上で子どもたちに読書を楽しんでもらおうと、京都畳商工協同組合(京都市上京区)は16日、長岡京市東神足2丁目の長岡第九小に畳6枚を贈った。3年の児童が早速、図書室に敷かれた新しい畳の感触を楽しんだ。

 今年9月、同組合が同小3年生対象に、畳を使ったものづくり体験教室を開いたことがきっかけ。同小の図書室には、1979年の開校時に畳6枚が敷かれたが、表面がすり切れ、ぼろぼろになっているのを同組合の細川哲夫理事長らが見て、寄贈を申し出た。

 畳は、京都畳技術専門学院(同区)の訓練生が昔ながらの手縫いで作った京畳。同組合員らが畳を入れ替えると、図書室にはイグサの香りが漂い、児童は「新築の家みたいなにおいがする」などと歓声を上げ、新しい畳の上で本を広げていた。

 また、この日は学校近くのきりしま苑からデイサービス利用者のお年寄り23人が来校、1年生と遊びや給食を共にして交流を楽しんだ。7月に1年生が同苑を訪れ、お年寄りと七夕の飾りつけなどをしたことのお返しとして訪問した。

 子どもたちが踊りや校歌を披露した後、一緒にゲームを堪能。玉入れでは、教諭が頭上に掲げる籠を目がけ、次々と玉を投げていった。お年寄りから「上手に投げるね」と褒められると、笑顔でうなずく児童もいた。

【 2015年11月17日 11時26分 】


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